「オープンダイアローグ」は、フィンランドで採用されている新しい統合失調の治療法だ。 どういうものか? 「薬を一切使わず、会話だけで治してしまう」というもの。 この方法を導入して、西ラップランド地方全体で統合失調症の発症率が下がったというデータもでたそうだ。 ええええー、会話だけでそんなに治癒するの? にわかには信じがたい話だが、 『精神看護7月号』の「オープンダイアローグ」特集を読むと、ほんとうに「会話だけ」で進める方法らしい。 2014年3月24日に「オープンダイアローグって何だ?」が開催され、特集では、そのようすが再現されている。 そこで、斎藤環は次のように説明する。 “まず、「うちの子がちょっとおかしいんです」みたいな訴えがあると、24時間以内に必ずチームを組んで駆けつける”。 そして、このチームが、“患者と患者にとって重要な人々(家族、友人、親戚、現場当医などその他の専門家)と共に