2016年のコンシューマーテクノロジーのトレンドは、AI、VR、FinTech(個人間決済)あたりに絞られてきた。Facebook、Google、Appleといったテクノロジー企業の巨人が開発者イベントを終えてみると、こうしたテーマにトレンドを感じとれる。 もちろん、いずれも2016年に登場したキーワードではないが、今年なんらかの形でこれからの展開が定義付けられる可能性のある分野であることは間違いない。その筆頭に上がっているAIについては、Googleの活躍が光る。 例えば、人工知能が碁で人間に勝ったり、Google Homeによる音声対話型で機能するコンピュータの姿を見せたことは、AIの生活利用が「すぐそこにある未来」であることをよく表している。 現在のiPhoneでも、イヤホンマイクを差し込めば、アプリのアイコンが出てくる。しかも、時間帯によって、出てくるアプリは変化する。 例えば日中