人里から、さらに車で30分ぐらい山を登ると、ようやく微温湯(ぬるゆ)温泉のシンボルである茅葺きの屋根が見えてくる。 300年の歴史がある微温湯(ぬるゆ)温泉は昔から眼病に効果があるとされ、現在でも全国から湯治客が集まってくる。 この宿の先代、二階堂哲三氏は吾妻山の自然保護や山の安全、登山者の指導にもあたり、山のガイドも書かれ、お世話になったハイカーも多いことと思う。 微温湯温泉は吾妻小富士の中腹、標高900mの温泉だ。浄土平から行く吾妻小富士の頂上の賑わいに比べ、何とも静かなところである。 最近、秘湯の宿といっても鉄筋コンクリートなどの旅館が増えたが、ここは違う。古いのは明治時代に建てた茅葺き3階建ての湯治棟だけではない。木造の2階建て宿泊棟も年期の入った、いい味わいの建物だ。
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く