Wii U『Splatoon(スプラトゥーン)』の1人用のモードで遊んでいると、タコゾネスという、ちょっと賢い敵が出てきます。女戦士アマゾネスをもじってタコゾネスというのですが、ディレクターから「プレイヤーと同じような性能を持った敵がほしい」と、ざっくりとした仕様をもらったのが、そもそものはじまりです。『Splatoon』ではプレイヤーが、インクを撃って床を塗ったり、イカに変身してインクの中に潜ったりしますが、それと同じような行動をする敵を作ろうと言うのです。 普通、ゲームに登場する敵は、パターン化されて行動することが多いように思いますが、タコゾネスに対しては、そのような動きをさせるのは避けようと思いました。パターンが見えると、とたんにモノに見えてくるというか、生きている感じがしなくなるのです。 また、敵のAI(人工知能)を実装するときは、周辺のいろんな情報を集めながら、自分の有利、不利を