野村不動産などが手がける大型マンション「プラウドシティ神戸名谷」の第1期申し込み抽選会には多くの入居検討者が来場し、販売数220戸を超える300件以上が登録して即日完売した=7月14日、神戸市須磨区(野村不動産提供) 消費税増税を前に、住宅やマンション購入の検討を急ぐ動きが強まってきた。モデルルームや住宅展示場の来場者も増えており、いつまでに購入すれば増税の影響を受けないか、といった具体的な相談も多くなっている。不動産会社や住宅メーカーは今後、増税前の駆け込み需要を取り込もうと、住宅供給量を増やす見通しだ。 お盆にかけての夏休み期間中、住宅メーカー各社の展示場は活気にあふれた。住宅展示場協議会によると、7月の全国の住宅展示場の来場者は前年比約6.2%増の19万6千組。同協議会では「消費税増税法案の進展で、消費者のマインドが変化している可能性がある」と指摘する。 実際、ミサワホームの営業担当