近年、「企業と顧客との良好な関係づくり」を目指したブランディングがますます注目を集めている。ブランディングでは、ロゴなど視覚的にアピールする要素が重要な意味を持つが、このような視覚的要素は企業が「顧客との関係づくり」を考えた結果として現れるものだ。 米国では、「ブランディング」の戦略をウェブサイトにも適用した「ウェブブランディング」が一般化している。このシリーズでは、米ディスカウントストアのビッグ3と呼ばれる「Walmart(以下、ウォルマート)」「Target(以下、ターゲット)」「Kmart(以下、Kマート)」のeコマースサイトから3社それぞれのウェブブランディング戦略を分析し、eコマースサイトにおけるウェブブランディングの必要性を考えていく。また、3社のウェブサイトで見つけた面白いアイデアなども折にふれて紹介していく予定である。 さて、ここからが本題。ビッグ3のうち、Kマートはかつて