私はアップルミュージックという月額制音楽配信サービスを受けている。ときおり適当に存じあげないバンドを選んで聴いている。 それはとれも瀟洒なアルバムアートだったもので聴いてみた。car10というバンドだった。かっこよかった。ジャケの小洒落たかんじは皆無だった。群馬や茨城でライブ活動をしている日本のバンドだそうだ。 正直「なにがいいのか?」と問われると説明しにくい。演奏なんてテクニックは皆無だった。ちなみに歌はへったくそだった。ボーカルさんの声はへなへなだ。でも良いものは良い。 では、ってゆうか、なにが私を魅了したのか。 たぶんこいつらはバンドやってなかったら死んでる。そんな感じがした。自分のなかでいろいろ溜め込んで死んでるタイプの人間がやる音楽だと感じた。私は彼らを聴いてすこしTheピーズやアンディモリを思った。 鼻歌をそのまま歌にしたような肩の力の抜けたメロディがよかった。「くらい街でも」