ポイント ・各ソフトウエアが採用する手法は大きく三つに分かれる ・リカバリ時間の短縮に向けてそれぞれの手法が進化 ・レプリケーションを用いた手法では,極めて短時間の復旧が可能に 企業が次々に情報システムのバックアップ方法を見直している(図1)。その理由は大きく分けて三つある。 第一は,データ量が多くても確実かつ短時間でバックアップしたいためである。京都や滋賀に店舗を展開するマツヤスーパーは,商品発注システムのバックアップ方法を変更し,各店舗から本部のサーバーに集められる発注データをほぼ瞬時に保護できる仕組みを構築した。同社の中尾輝三氏(管理部部長)は「従来は前日のデータをバックアップしていたが,現在は当日の最新データをバックアップできる」と語る。 第二に,リカバリ時間の短縮ニーズがかなり強まっていることが挙げられる。合同製鐵は,ファイル・サーバーのバックアップを,災害対策の一環として見直し
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