的川 泰宣氏 1942年広島県生まれ。東京大学大学院工学研究科航空学科修了。日本初の人工衛星「おおすみ」の打ち上げに貢献、数々の科学衛星を打ち上げ、小惑星探査機「はやぶさ」プロジェクトにも携わった。2008年にNPO法人「子ども・宇宙・未来の会(KU-MA)」を設立。 植松 努氏 1966年北海道生まれ。 北見工業大学応用機械工学科を卒業し、菱友計算(株)航空宇宙統括部に入社。 のちに植松電気に入社しカムイロケットの開発に携わる。 その活躍ぶりは「NASAより宇宙に近い町工場」として知られる。 ―宇宙への思いと、お二人それぞれの出発点を聞かせていただけますでしょうか。 植松さん:1番最初の記憶にあるのは祖父ですね。大変やさしくて大きい祖父が僕は大好きでした。 その祖父のあぐらの中でアポロ着陸を見たんです。 家族みんなが喜んで、とても良い雰囲気の中で見た記憶があるんです。 的川先生:植松さん