谷川沿いの林の下で、他の草木がはえていない地面に、キシュウネコノメ(紀州猫の目)の花がさいていました。 初めて見る野草で、10cmほどの草丈の先の葉状の黄色い苞がよく目立ち、そのうえに花弁にない小さな花が咲いています。 小さいのでわかりにくいのですが、花の萼筒は子房と合着して杯状または漏斗状になり、萼裂片は4個ありますが、花弁はなく、雄しべは8個で、葯は茶褐色になります。 キシュウネコノメの名前は、紀伊半島に分布し、果実が猫の目のようなことからつけられました。 以前記事にしたヤマネコノメソウとよくにた野草です。