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  • 【東京都の郷土玩具】猿土鈴:新宿諏訪神社

    入手場所:新宿諏訪神社 東京都新宿区高田馬場1-12-6 TEL:03-3209-3835 バナー↓をポチポチッとお願いします 平成16年の元日。 高田馬場にある「新宿諏訪神社」に初詣にいった。 弘仁年間(810~824年)、小野篁により創建、主祭神として「大国主命」と「事代主命」が祀られている。 源頼義・義家父子の祈願や、源頼朝の祈願など、武将による寄進や保護を受けてきた。 江戸時代には徳川家光による造営や、徳川家綱による老鷹の奉納などが行われ、幕府や将軍家の庇護を受けていたことが記録されている。 当初は「松原神社」と命名されていたが、徳川義直公によって「諏訪神社」と改称され信濃国の諏訪神を勧請、合祀したことが由来とされている。 参拝後、社務所に行ってみると、その年の干支である「猿の土鈴」が授与されていた。 拝受した白い猿の土鈴は可愛らしい顔立ち、鈴口の上に「新宿諏訪神社」と書かれている

    【東京都の郷土玩具】猿土鈴:新宿諏訪神社
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    yayoi0841 2024/07/03
  • 【滋賀県の郷土玩具】近江だるま

    バナー↓をポチポチッとお願いします 郷土玩具界の先輩から嬉しいプレゼントが送られてきた。 届いたのは ずっと前から欲しかった「近江だるま」 来なら自ら現地に行って入手したいのだけど、プレゼントなら喜んで頂戴する所存です♪ 張り子製の「近江だるま」は男だるまと女だるまと子供だるまの3種類、家族水入らずの達磨だ。 どの達磨も綺麗に彩色された秀逸な作り。 男だるまは黄色い目と青いヒゲが特徴的な“男だるま”のとぼけた表情が漫画チックでとても楽しい。 「ヘ」の字で描かれた細い目をした“女だるま”と“子供だるま”の可愛らしい笑顔も堪らない。 達磨の底には「千世」と書かれたサイン。 きっと作者の名前であろう。 近江だるまを調べてみると… 近江達磨は滋賀県東近江市に伝わる張り子の郷土玩具です。 男達磨、女達磨、姫達磨の三種類があり、それぞれに特徴的な表情や色や絵柄があります。 近江達磨は大正時代に画商の

    【滋賀県の郷土玩具】近江だるま
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    yayoi0841 2024/07/01
  • 【東京都の郷土玩具】鉄砲狐(旧型):被官稲荷神社

    入手場所:被官稲荷神社 東京都台東区浅草2-31-16 バナー↓をポチポチッとお願いします 浅草神社の裏手に鎮座している「被官稲荷神社」 安政元年(1854年)、新門辰五郎のが重病で床に伏した際、山城の伏見稲荷神社に祈願したところ病気は全快。 同二年、町の人々はお礼の意味を込めて伏見稲荷神社から祭神の御分身を勧請し小さな社を創建。 この社は「被官稲荷神社」と名付けられ、浅草神社の境内に祀られている。 社殿は関東大震災や東京大空襲にも奇跡的に焼け残った貴重な建築物だ。 また、「被官」は官を被ることを意味し、就職や出世を願う人々にご利益があるとされている。 そんな被官稲荷神社にずらりと奉納されているのが「お姿」といわれるご眷属。 狐が稲荷神社の使いとされた理由としては、御祭神の別名である御饌津神(みけつかみ)のその文字に、狐(ケツネ=キツネの古語)を使い、三狐神(みけつかみ)と記したため。

    【東京都の郷土玩具】鉄砲狐(旧型):被官稲荷神社
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    yayoi0841 2024/06/29
  • 【大阪府の郷土玩具】侍者人形:侍者社

    入手場所:侍者社 大阪大阪市住吉区住吉2-9-89 TEL: 06-6672-0753 バナー↓をポチポチッとお願いします 大阪郷土玩具ツアー。 続いて訪れたのは授与品(郷土玩具)の宝庫である「住吉大社」 住吉大社は大阪市住吉区に鎮座、全国にある約2300社余りの住吉神社の総宮。 神功皇后(じんぐうこうごう)が朝鮮半島の新羅(しらぎ)を平定。 帰国した後に住吉三神(底筒男命、中筒男命、表筒男命の三柱)を祀ったことが創建とされている。 祭神:は住吉大神の三柱と神功皇后。 古代から「航海安全の神」「祓の神」「農耕の神」「和歌の神」「武の神」「相撲の神」として信仰され、広く尊崇されている。 殿4棟は「住吉造」と称される古代日の建築様式で国宝に指定されている。 住吉大社の末社に縁結びや夫婦円満の神として信仰されている「侍者社」がある。 祭神は田裳見宿禰 (たもみのすくね)と市姫命 (いちひ

    【大阪府の郷土玩具】侍者人形:侍者社
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    yayoi0841 2024/06/29
  • 【福島県の郷土玩具】起き姫(起き上がり小法師):全てはここから始まった❗️

    入手場所:那須塩原市の土産店 バナー↓をポチポチッとお願いします 今から30年以上前… 栃木県北部にあるスキー場でスキーを楽しんだ帰り道。 お土産を買おうと立ち寄った店に、とても小さくてキュートな人形があった。 その時の光景は心に深く刻まれているようで、今でも鮮明に覚えている。 その人形を手にした瞬間、その可愛らしさに心を奪われた。 それがこの「起き姫(起き上がり小法師)」だ。 考えてみたら、今までいろいろな場所に旅行やスキー・ゴルフなどに行っているのに、買う土産は会社や友達への物ばかり… 自分へのお土産を買った事がなかった。 (よし、これをきっかけに今後の旅行先では“その土地に伝わる民芸品”を買って帰ろう!)と思った。 それが郷土玩具を集めるきっかけとなり、今に至っている。 あの日あの時、「起き姫」と出会っていなければ、このブログも書いてなかったかもしれない。 自宅に帰り、机の上に置いて

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    yayoi0841 2024/06/25
  • 【北海道の郷土玩具】木彫りの熊

    入手場所:空港売店しらかば 北海道函館市高松町511 TEL:0138-59-1600 バナー↓をポチポチッとお願いします 北海道の郷土玩具といったら? 最初に思い浮かぶのが「木彫りの熊」ではないだろうか? 郷土玩具を集め初めてから2回目ほど北海道を訪れているんだけど… 美味しいべ物に夢中で郷土玩具を1つも購入していない事に気づいた。 そして今回、函館に行く事になったので、ぜひとも「木彫りの熊」を買いたいと思っていた。 駄菓子菓子! 今回もまた美味しいべ物に夢中になってしまい、買うのを忘れてしまった。 そして最後に訪れたのが函館空港。 空港内のショップで会社や知り合いへのお土産を買っていると… 「木彫りの熊」を発見! どう見ても「量産型の土産物」だけど… (ここで買わなきゃ次はいつになるか分からない)と思い購入を決意した。 購入したのはシャケを咥えた小さくて可愛らしい熊。 「木彫りの熊

    【北海道の郷土玩具】木彫りの熊
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    yayoi0841 2024/06/25
  • 【青森県の郷土玩具】ほたてみくじ:廣田神社

    入手場所:廣田神社 青森県青森市長島2-13-5 TEL:017-776-7848 バナー↓をポチポチッとお願いします 春の青森市授与品ツアー。 弘前さくら祭りを堪能した後、奥羽線に揺られ青森市にやって来た。 名物の「のっけ丼と「味噌カレー牛乳ラーメン」をべた後、「廣田神社」を訪れた。 廣田神社は一条天皇の長徳年間(996年) 陸奥守に任ぜられた藤原実方朝臣が蝦夷鎮撫のため、外ヶ浜貝森村(現在の青森市)に「夷之社」を創建したのが始まり。 天照大御神の荒御魂を主祭神とし、大国主命、事代主神、蛭子命を相殿神として祀られている。 廣田神社は「全国唯一 病厄除守護神」 一切の厄・病気・災難を祓い除ける全国唯一 病厄除守護の由緒ある神社。 手水社には林檎がプカプカたくさん浮いている、さすが青森といった感じで可愛らしい。 旅行の安全祈願を祈ってから社務所に向かうと… 青森県の特産品である「ほたて」

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    yayoi0841 2024/06/21
  • 【福島県の郷土玩具】三春張り子 鞨鼓:橋本広司さん

    入手場所:恵比須屋 福島県郡山市西田町高柴字福内41 TEL:024-971-3900 バナー↓をポチポチッとお願いします 高さ20cmほどの三春張り子。 和服美人が腰に付けた鞨鼓を両手に持ったバチで叩きながら踊っている。 着物の袖がふわっと大きく翻った瞬間をうまく描写した躍動感のある張り子だ。 この複雑な形は三春ならでは。 三春張り子は、その特性を巧みに利用した作品が多い。 数個の木型から作った張り子を貼り合わせたり紙や木を付け加え、よりリアルな人形へと変身していく。 三春張り子は“江戸時代のフィギュア”だ。 羯鼓とは遊芸者が芸尽しを見せる場面などで舞う軽快な舞の事。 羯鼓(カッコ)という胴の両側に革を張った小さな太鼓を前腰部分につけ、両手にバチを持って舞う。 その姿は、もちろんカッコいい。 お後が宜しいようで。 入手日:2005年10月9日 ※掲載されている内容は当時のものです、情報が

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    yayoi0841 2024/06/19
  • 【東京都の郷土玩具】麦わら蛇:駒込富士神社

    入手場所:駒込富士神社 東京都文京区駒込5-7-20 TEL:03-3823-7894 バナー↓をポチポチッとお願いします 7月1日、文京区にある「駒込富士神社」を参拝。 天正元年(1573年)に創建された駒込富士神社の祭神は木花咲耶姫(このはなさくやひめ) 江戸時代「江戸八百八講、講中八万人」と言われるほど流行した富士講。 境内には江戸時代の富士信仰を象徴する富士塚(富士山を模した山)が存在している。 駒込富士神社は歴史的背景と文化的価値により、多くの人々に親しまれている神社だ。 この日の目的は例大祭の日である7月1日に授与される「麦わら蛇」 伝説によると… 宝永年間、駒込に住む喜八という農民の夢枕に木花咲耶姫が現れ 「麦藁で蛇を作って疫病除けや水あたり除けのお守りとして広めなさい」と告げられた。 喜八が作った麦わら蛇は霊験あらたか。 持っている人は病気や災難から守られ日々の生活を無事

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    yayoi0841 2024/06/19
  • 【青森県の郷土玩具】下川原焼 りんご売り:阿保正志さん

    入手場所:津軽藩ねぷた村 青森県弘前市亀甲町61 TEL:0172-39-1511 バナー↓をポチポチッとお願いします 青森県郷土玩具ツアー。 最初に訪れたのは弘前市。 弘前城を見学した後「津軽藩ねぷた村」という観光施設に入った。 ねぷた村には弘前を代表とする物産が数多く販売されていて、奥には「金魚ねぷた」や「下川原焼」などの郷土玩具も揃っていた。 そんな中、とても可愛らしい下川原焼人形があったので購入した。 「津軽伝統工芸 下河原焼土人形」の栞によると… 文化三年(1806年)ころ、筑前から伊万里の技法を習得した津軽藩士高谷金蔵が下河原(現在の弘前市桔梗野)に窯を築きました。 その後、津軽藩士九代藩主寧親(やすちか)は津軽の地に子供らの玩具が少ないこと憂い、冬期の閑暇を利用して土人形を作るよう命じました。それが下河原焼土人形のはじまりだと言われています。 この土人形制作はそれ以来、今日ま

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    yayoi0841 2024/06/15
  • 【新潟県の郷土玩具】金魚台座:作業所あゆみ

    入手場所:作業所あゆみ 新潟県新発田市住吉町1-7-17 TEL:0254-26-0879 バナー↓をポチポチッとお願いします 茨城県在住の知り合いから郷土玩具が数種類も送られてきた。 おそらく旅先で見つけたであろう民芸品。 オイラが郷土玩具を集めている事を知っているので、その場で購入してくれたのだと思う。 旅先に居ながらして思い出してくれた事に深い喜びを感じる。 パッケージを開けると、中には真っ赤な金魚が入っていた。 この可愛らしい金魚は、新発田の夏祭りで活躍するかわいい金魚台輪を象ったもの。 新発田市では毎年8月に「新発田祭り」が開催される。 この祭りに欠かせない山車が金魚台輪(だいわ)。 市内6つの町内の台輪が8月27日早朝、各町内を出発して諏訪神社に奉納され、29日夕刻帰り台輪が先を競って町内に帰る。 喧嘩台輪とも言われる勇壮なあおりを繰り返す独特なもの。 ※山車を「台輪」とよぶの

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    yayoi0841 2024/06/13
  • 【東京都の郷土玩具】浅草 はにわ御守:浅草神社

    入手場所:浅草神社 東京都台東区浅草2-3-1 TEL:03-3844-1575 バナー↓をポチポチッとお願いします この日は都民なのに浅草観光。 赴きのある御守りがあるという情報を受け「浅草神社」を訪れた。 浅草神社は推古天皇36年、漁師の檜前浜成・檜前竹成の兄弟が宮戸川(現在の隅田川)で漁をしていたところ、網に同じ人形の像が繰り返し掛かった。 兄弟がこの地域で物知りだった土師真中知に相談した所、これは聖観音菩薩像であると教えられ、二人は毎日観音像に祈念するようになった。 その後、土師真中知は剃髪して僧となり自宅を寺とした。これが浅草寺の始まりである。 土師真中知の没後、真中知の子の夢に観音菩薩が現れ、そのお告げに従って真中知・浜成・竹成を神として祀ったのが当社の起源であるとしている。 参拝を終社務所に行くと「はにわ守り」が授与されていた。 今まで数多くの神社仏閣を巡ってきたけど、埴輪(

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    yayoi0841 2024/06/11
  • 【京都府の郷土玩具】三猿土鈴:八坂庚申堂

    入手場所:八坂庚申堂 京都府京都市東山区下河原町四金園町390 TEL:075-541-2565 バナー↓をポチポチッとお願いします 春の京都「授与品ツアー」 続いて訪れたのは八坂の塔の近くにある「八坂庚申堂」 境内はそれほど広くはないものの木立の中に蒼とした雰囲気のある寺院。 八坂庚申堂は日最古の庚申堂で正式名称は「大黒山金剛寺延命院」 天徳4年(960年)、浄蔵貴所によって創建されたと伝えられている。 猿が神様の使徒とされている事から「見ざる、聞かざる、言わざる」の教えと関係が深く、 悪事を見ない、聞かない、話さないという意味を持っている。 この教えは日光東照宮の三猿にもみられる。 こちらの寺務所で拝受したのが「三猿土鈴」 素焼きの土鈴に三猿(見ざる・聞かざる・言わざる)の絵が描かれている。 真っ赤な顔の猿が黒い手でそれぞれ隠すべき所を隠し、裏側に「京八坂庚申堂」と書かれている。

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    yayoi0841 2024/06/09
  • 【青森県の郷土玩具】願掛け金狐:正一位 金生稲荷神社

    入手場所:正一位 金生稲荷神社 青森県青森市長島2-18-6 TEL:017-776-7848 バナー↓をポチポチッとお願いします 春の青森授与品ツアー。 13年ぶりに青森市にやって来た。 前回は「アスパム」という観光施設で郷土玩具だけを購入。 今回は神社を巡って授与品や御神籤(ゆるみくじ)を拝受する予定だ。 廣田神社の次に訪れたのは「正一位 金生稲荷神社」 天保9年(1838年)に創建。 御祭神は倉稲魂神と大宮能売神、正一位の神階を授かる稲荷大明神として尊崇されている。 御利益は商売繁昌、事業繁栄、金運招福、宝くじ当選など、社名の通り「金を生む神社」なのだ。 真っ赤な鳥居と社殿、「金生稲荷神社」と書かれた黄色い幟旗がズラリと奉納されている。 殿で深々と頭を下げ、「宝くじの高額当選」をお願いした。 ご利益があるといいなぁ♪ 参拝後、社務所に行くと「願掛け金狐」という張り子の狐が授与されて

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    yayoi0841 2024/06/09
  • 【北海道の郷土玩具】イカすおみくじ:湯倉神社

    入手場所:湯倉神社 北海道函館市湯川町2-28-1 TEL:0138-57-8282 バナー↓をポチポチッとお願いします 桜が満開の時期に函館にやって来た。 五稜郭はソメイヨシノが綺麗に咲き誇りタワーからの眺めは絶景だった。 市内観光の際、少し足を延ばして「湯の川温泉」までやって来た。 湯の川温泉北海道三大温泉郷の1つに数えられる人気のスポット。 そんな湯の川温泉の駅前に鎮座するのが「湯倉神社」だ。 創建は元和3年(1617年)。 祭神は、「大国主命」、「少彦名神」、「倉稲魂命」 これらの神々は国土経営の神、医療・温泉の神、開拓の守護神として知られている。 松前藩第4代藩主松前高広の嗣子が幼時に重い病にかかり、母清涼院が霊夢に信託を得て、神社境内地に湧出していた温泉に入浴させるとまもなく難病が完治したとのこと。 これを感謝して松前藩は承応3年(1654年)に社殿を再建、黄金の薬師如来像(

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    yayoi0841 2024/06/05
  • 【埼玉県の郷土玩具】鴻巣 獅子頭:秋元人形店

    入手場所:秋元人形店 埼玉県鴻巣市人形町3-1-52 TEL:048-541-0412 バナー↓をポチポチッとお願いします 鴻巣市街にある「人形町」は旧中山道を中心に人形店が軒を連ねる人形の街。 どの人形店も豪華な雛人形・五月人形をはじめ羽子板や破魔矢などを販売している。 その中の一軒に「秋元人形店」があった。 店内にはケースに入った豪華絢爛な雛人形や五月人形がズラリと並び… ほとんどの人形に「○万円~○十万円」の値札が付いている。 店の奥に目的の「鴻巣の赤もの」がひっそりと並んでいた。 赤もの人形は家具を作った後に出る桐のおが屑を再利用して作られた練り物人形だ。 こちらの獅子頭は高さ7cm、長さ13.5cm。 真っ赤な顔にギョロッとした怖い目、頭には黒い角と白い羽根が付いている。 獅子頭は江戸時代中期に魔除け・厄除けとして生産されるようになった。 緑色の布に隠れて見えないけど、中にバネが

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    yayoi0841 2024/06/04
  • 【岡山県の郷土玩具】邑久町 犬張り子:武久守さん

    入手場所:岡山県観光物産センター 岡山県岡山市表町1-5-1 TEL:086-234-2270 バナー↓をポチポチッとお願いします 春の岡山県郷土玩具ツアー。 最初に訪れたのが「岡山県観光物産センター」 ここは岡山県内の特産品や名産品が一堂に揃った物産館。 県内各地に伝わる郷土玩具がたくさん展示・販売されている。 そんな中、珍しい犬張り子を発見したので購入した。 この犬張り子は邑久町の武久守さんの作品。 一般的な犬張り子とはひと味違う形と顔立ち。 どちらかというと岡山の犬張り子の方が物のワンちゃんに近い感じだ。 赤ちゃんの健やかな成長と多産を願う日の伝統的な贈り物「犬張り子」 子だくさんで知られる犬は、お産が軽く、仔犬もすくすく元気に育つ事から子孫繁栄の象徴とされている。 新しい生命の誕生を祝い、幸せな未来を願って贈られる犬張り子。 お陰でわが家の子供達も立派に成長してくれた。 入手日

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    yayoi0841 2024/06/04
  • 【山梨県の郷土玩具】 甲州豆だるま:斉藤岳南さん

    入手場所:県民情報プラザ 山梨県甲府市丸の内1-8-5 TEL:055-221-3040 バナー↓をポチポチッとお願いします 山梨県郷土玩具ツアー。 山梨県庁内にある県民情報プラザにある「物産展示コーナー」県内のあらゆる特産品を展示販売、隣接の「物産観光情報コーナー」では展示品の詳細を案内していた。 山梨県は郷土玩具がそれほど多い県ではないけれど、魅力的な達磨や土人形、土鈴が並んでいる。購入したのは黄色くて小さな「甲州豆だるま」 江戸時代から作られ400年以上の歴史もさることながら、その気品と風格は日一と定評があるそうだ。 同封の栞によると… 400年の昔、当時甲府上一条町に住んでいた武井八エ門、京都から来甲した某僧より張り子の技術を習得して、武田信玄公の顔を模して作り始めたと伝えられています。 「甲州だるま」の特徴は顔面の彫りが深く、鼻が鷲鼻のように大きく、目玉を下瞼に接して書き入れる

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    yayoi0841 2024/05/30
  • 【福島県の郷土玩具】三春張り子 熊乗り金時:橋本芳信さん

    入手場所:家大黒屋 郡山市西田町高柴字舘野163 TEL:024-971-3176 バナー↓をポチポチッとお願いします 第1回福島県郷土玩具ツアー。 ゴールデンウイークを利用して郡山市を訪れた。 真っ先に向かったのは「三春張り子」でお馴染みの高柴デコ屋敷。 駐車場に車を停めると「家大黒屋」のシンボル、巨大な腰高虎が出迎えてくれた。 緩やかな坂を登った先に大きな天狗面が睨みを利かせる「家大黒屋」さんがあった。 作業場には彩色されていない真っ白な張り子がたくさん並んでいる。 高さ11cm、長さ8cmの「熊金」は「熊乗り金時」の略称。 昔ばなしに登場する熊にまたがった金太郎の事だ。 三春張り子の特徴は張り子+木、張り子+紙というように、張り子以外の素材を上手く使い躍動感のある人形に仕上がっている点だと思う。 こちらの張り子は金太郎が手に持つマサカリが竹ひごと紙で作られ、よりリアルになってい

    【福島県の郷土玩具】三春張り子 熊乗り金時:橋本芳信さん
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    yayoi0841 2024/05/28
  • 【福岡県の郷土玩具】ごん太:筑前津屋崎人形巧房

    入手場所:山響屋 福岡県福岡市中央区今泉2-1-55 TEL:092-753-9402 バナー↓をポチポチッとお願いします 福岡県郷土玩具ツアー。 続いて博多にある「山響屋」さんにお邪魔した。 マンションの1階にある民芸と玩具の店。 郷土玩具に魅了された店主の瀬川さんが現地を訪れ入手しているそうだ。 こぢんまりとした店内には九州を中心に全国の郷土玩具がズラリと並んでいる。 津屋崎人形は福岡県福津市津屋崎で安永年間(1770年代)より作られている歴史のある土人形。 購入した小型の「ごん太(津屋崎人形)」は黄色いシャツを着てブルーのズボンを履いた男の子。 歴史がありながら新しさも感じ取れる素朴な土人形だ。 明治時代、「ごん太」は米粉とフノリで白く色付けされ、おしゃぶり人形として作られていたそうだ。 素焼きの人形を口にくわえることで疳の虫を退治できるというまじないがあったとの事。 現在は顔料で絵

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    yayoi0841 2024/05/28