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  • 【福島県の郷土玩具】三春張り子 鞨鼓:橋本広司さん

    入手場所:恵比須屋 福島県郡山市西田町高柴字福内41 TEL:024-971-3900 バナー↓をポチポチッとお願いします 高さ20cmほどの三春張り子。 和服美人が腰に付けた鞨鼓を両手に持ったバチで叩きながら踊っている。 着物の袖がふわっと大きく翻った瞬間をうまく描写した躍動感のある張り子だ。 この複雑な形は三春ならでは。 三春張り子は、その特性を巧みに利用した作品が多い。 数個の木型から作った張り子を貼り合わせたり紙や木を付け加え、よりリアルな人形へと変身していく。 三春張り子は“江戸時代のフィギュア”だ。 羯鼓とは遊芸者が芸尽しを見せる場面などで舞う軽快な舞の事。 羯鼓(カッコ)という胴の両側に革を張った小さな太鼓を前腰部分につけ、両手にバチを持って舞う。 その姿は、もちろんカッコいい。 お後が宜しいようで。 入手日:2005年10月9日 ※掲載されている内容は当時のものです、情報が

    【福島県の郷土玩具】三春張り子 鞨鼓:橋本広司さん
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    yayoi0841 2024/06/19
  • 【東京都の郷土玩具】麦わら蛇:駒込富士神社

    入手場所:駒込富士神社 東京都文京区駒込5-7-20 TEL:03-3823-7894 バナー↓をポチポチッとお願いします 7月1日、文京区にある「駒込富士神社」を参拝。 天正元年(1573年)に創建された駒込富士神社の祭神は木花咲耶姫(このはなさくやひめ) 江戸時代「江戸八百八講、講中八万人」と言われるほど流行した富士講。 境内には江戸時代の富士信仰を象徴する富士塚(富士山を模した山)が存在している。 駒込富士神社は歴史的背景と文化的価値により、多くの人々に親しまれている神社だ。 この日の目的は例大祭の日である7月1日に授与される「麦わら蛇」 伝説によると… 宝永年間、駒込に住む喜八という農民の夢枕に木花咲耶姫が現れ 「麦藁で蛇を作って疫病除けや水あたり除けのお守りとして広めなさい」と告げられた。 喜八が作った麦わら蛇は霊験あらたか。 持っている人は病気や災難から守られ日々の生活を無事

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    yayoi0841 2024/06/19
  • 【青森県の郷土玩具】下川原焼 りんご売り:阿保正志さん

    入手場所:津軽藩ねぷた村 青森県弘前市亀甲町61 TEL:0172-39-1511 バナー↓をポチポチッとお願いします 青森県郷土玩具ツアー。 最初に訪れたのは弘前市。 弘前城を見学した後「津軽藩ねぷた村」という観光施設に入った。 ねぷた村には弘前を代表とする物産が数多く販売されていて、奥には「金魚ねぷた」や「下川原焼」などの郷土玩具も揃っていた。 そんな中、とても可愛らしい下川原焼人形があったので購入した。 「津軽伝統工芸 下河原焼土人形」の栞によると… 文化三年(1806年)ころ、筑前から伊万里の技法を習得した津軽藩士高谷金蔵が下河原(現在の弘前市桔梗野)に窯を築きました。 その後、津軽藩士九代藩主寧親(やすちか)は津軽の地に子供らの玩具が少ないこと憂い、冬期の閑暇を利用して土人形を作るよう命じました。それが下河原焼土人形のはじまりだと言われています。 この土人形制作はそれ以来、今日ま

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    yayoi0841 2024/06/15
  • 【新潟県の郷土玩具】金魚台座:作業所あゆみ

    入手場所:作業所あゆみ 新潟県新発田市住吉町1-7-17 TEL:0254-26-0879 バナー↓をポチポチッとお願いします 茨城県在住の知り合いから郷土玩具が数種類も送られてきた。 おそらく旅先で見つけたであろう民芸品。 オイラが郷土玩具を集めている事を知っているので、その場で購入してくれたのだと思う。 旅先に居ながらして思い出してくれた事に深い喜びを感じる。 パッケージを開けると、中には真っ赤な金魚が入っていた。 この可愛らしい金魚は、新発田の夏祭りで活躍するかわいい金魚台輪を象ったもの。 新発田市では毎年8月に「新発田祭り」が開催される。 この祭りに欠かせない山車が金魚台輪(だいわ)。 市内6つの町内の台輪が8月27日早朝、各町内を出発して諏訪神社に奉納され、29日夕刻帰り台輪が先を競って町内に帰る。 喧嘩台輪とも言われる勇壮なあおりを繰り返す独特なもの。 ※山車を「台輪」とよぶの

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    yayoi0841 2024/06/13
  • 【東京都の郷土玩具】浅草 はにわ御守:浅草神社

    入手場所:浅草神社 東京都台東区浅草2-3-1 TEL:03-3844-1575 バナー↓をポチポチッとお願いします この日は都民なのに浅草観光。 赴きのある御守りがあるという情報を受け「浅草神社」を訪れた。 浅草神社は推古天皇36年、漁師の檜前浜成・檜前竹成の兄弟が宮戸川(現在の隅田川)で漁をしていたところ、網に同じ人形の像が繰り返し掛かった。 兄弟がこの地域で物知りだった土師真中知に相談した所、これは聖観音菩薩像であると教えられ、二人は毎日観音像に祈念するようになった。 その後、土師真中知は剃髪して僧となり自宅を寺とした。これが浅草寺の始まりである。 土師真中知の没後、真中知の子の夢に観音菩薩が現れ、そのお告げに従って真中知・浜成・竹成を神として祀ったのが当社の起源であるとしている。 参拝を終社務所に行くと「はにわ守り」が授与されていた。 今まで数多くの神社仏閣を巡ってきたけど、埴輪(

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    yayoi0841 2024/06/11
  • 【京都府の郷土玩具】三猿土鈴:八坂庚申堂

    入手場所:八坂庚申堂 京都府京都市東山区下河原町四金園町390 TEL:075-541-2565 バナー↓をポチポチッとお願いします 春の京都「授与品ツアー」 続いて訪れたのは八坂の塔の近くにある「八坂庚申堂」 境内はそれほど広くはないものの木立の中に蒼とした雰囲気のある寺院。 八坂庚申堂は日最古の庚申堂で正式名称は「大黒山金剛寺延命院」 天徳4年(960年)、浄蔵貴所によって創建されたと伝えられている。 猿が神様の使徒とされている事から「見ざる、聞かざる、言わざる」の教えと関係が深く、 悪事を見ない、聞かない、話さないという意味を持っている。 この教えは日光東照宮の三猿にもみられる。 こちらの寺務所で拝受したのが「三猿土鈴」 素焼きの土鈴に三猿(見ざる・聞かざる・言わざる)の絵が描かれている。 真っ赤な顔の猿が黒い手でそれぞれ隠すべき所を隠し、裏側に「京八坂庚申堂」と書かれている。

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    yayoi0841 2024/06/09
  • 【青森県の郷土玩具】願掛け金狐:正一位 金生稲荷神社

    入手場所:正一位 金生稲荷神社 青森県青森市長島2-18-6 TEL:017-776-7848 バナー↓をポチポチッとお願いします 春の青森授与品ツアー。 13年ぶりに青森市にやって来た。 前回は「アスパム」という観光施設で郷土玩具だけを購入。 今回は神社を巡って授与品や御神籤(ゆるみくじ)を拝受する予定だ。 廣田神社の次に訪れたのは「正一位 金生稲荷神社」 天保9年(1838年)に創建。 御祭神は倉稲魂神と大宮能売神、正一位の神階を授かる稲荷大明神として尊崇されている。 御利益は商売繁昌、事業繁栄、金運招福、宝くじ当選など、社名の通り「金を生む神社」なのだ。 真っ赤な鳥居と社殿、「金生稲荷神社」と書かれた黄色い幟旗がズラリと奉納されている。 殿で深々と頭を下げ、「宝くじの高額当選」をお願いした。 ご利益があるといいなぁ♪ 参拝後、社務所に行くと「願掛け金狐」という張り子の狐が授与されて

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    yayoi0841 2024/06/09
  • 【北海道の郷土玩具】イカすおみくじ:湯倉神社

    入手場所:湯倉神社 北海道函館市湯川町2-28-1 TEL:0138-57-8282 バナー↓をポチポチッとお願いします 桜が満開の時期に函館にやって来た。 五稜郭はソメイヨシノが綺麗に咲き誇りタワーからの眺めは絶景だった。 市内観光の際、少し足を延ばして「湯の川温泉」までやって来た。 湯の川温泉北海道三大温泉郷の1つに数えられる人気のスポット。 そんな湯の川温泉の駅前に鎮座するのが「湯倉神社」だ。 創建は元和3年(1617年)。 祭神は、「大国主命」、「少彦名神」、「倉稲魂命」 これらの神々は国土経営の神、医療・温泉の神、開拓の守護神として知られている。 松前藩第4代藩主松前高広の嗣子が幼時に重い病にかかり、母清涼院が霊夢に信託を得て、神社境内地に湧出していた温泉に入浴させるとまもなく難病が完治したとのこと。 これを感謝して松前藩は承応3年(1654年)に社殿を再建、黄金の薬師如来像(

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    yayoi0841 2024/06/05
  • 【埼玉県の郷土玩具】鴻巣 獅子頭:秋元人形店

    入手場所:秋元人形店 埼玉県鴻巣市人形町3-1-52 TEL:048-541-0412 バナー↓をポチポチッとお願いします 鴻巣市街にある「人形町」は旧中山道を中心に人形店が軒を連ねる人形の街。 どの人形店も豪華な雛人形・五月人形をはじめ羽子板や破魔矢などを販売している。 その中の一軒に「秋元人形店」があった。 店内にはケースに入った豪華絢爛な雛人形や五月人形がズラリと並び… ほとんどの人形に「○万円~○十万円」の値札が付いている。 店の奥に目的の「鴻巣の赤もの」がひっそりと並んでいた。 赤もの人形は家具を作った後に出る桐のおが屑を再利用して作られた練り物人形だ。 こちらの獅子頭は高さ7cm、長さ13.5cm。 真っ赤な顔にギョロッとした怖い目、頭には黒い角と白い羽根が付いている。 獅子頭は江戸時代中期に魔除け・厄除けとして生産されるようになった。 緑色の布に隠れて見えないけど、中にバネが

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    yayoi0841 2024/06/04
  • 【岡山県の郷土玩具】邑久町 犬張り子:武久守さん

    入手場所:岡山県観光物産センター 岡山県岡山市表町1-5-1 TEL:086-234-2270 バナー↓をポチポチッとお願いします 春の岡山県郷土玩具ツアー。 最初に訪れたのが「岡山県観光物産センター」 ここは岡山県内の特産品や名産品が一堂に揃った物産館。 県内各地に伝わる郷土玩具がたくさん展示・販売されている。 そんな中、珍しい犬張り子を発見したので購入した。 この犬張り子は邑久町の武久守さんの作品。 一般的な犬張り子とはひと味違う形と顔立ち。 どちらかというと岡山の犬張り子の方が物のワンちゃんに近い感じだ。 赤ちゃんの健やかな成長と多産を願う日の伝統的な贈り物「犬張り子」 子だくさんで知られる犬は、お産が軽く、仔犬もすくすく元気に育つ事から子孫繁栄の象徴とされている。 新しい生命の誕生を祝い、幸せな未来を願って贈られる犬張り子。 お陰でわが家の子供達も立派に成長してくれた。 入手日

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    yayoi0841 2024/06/04
  • 【山梨県の郷土玩具】 甲州豆だるま:斉藤岳南さん

    入手場所:県民情報プラザ 山梨県甲府市丸の内1-8-5 TEL:055-221-3040 バナー↓をポチポチッとお願いします 山梨県郷土玩具ツアー。 山梨県庁内にある県民情報プラザにある「物産展示コーナー」県内のあらゆる特産品を展示販売、隣接の「物産観光情報コーナー」では展示品の詳細を案内していた。 山梨県は郷土玩具がそれほど多い県ではないけれど、魅力的な達磨や土人形、土鈴が並んでいる。購入したのは黄色くて小さな「甲州豆だるま」 江戸時代から作られ400年以上の歴史もさることながら、その気品と風格は日一と定評があるそうだ。 同封の栞によると… 400年の昔、当時甲府上一条町に住んでいた武井八エ門、京都から来甲した某僧より張り子の技術を習得して、武田信玄公の顔を模して作り始めたと伝えられています。 「甲州だるま」の特徴は顔面の彫りが深く、鼻が鷲鼻のように大きく、目玉を下瞼に接して書き入れる

    【山梨県の郷土玩具】 甲州豆だるま:斉藤岳南さん
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    yayoi0841 2024/05/30
  • 【福島県の郷土玩具】三春張り子 熊乗り金時:橋本芳信さん

    入手場所:家大黒屋 郡山市西田町高柴字舘野163 TEL:024-971-3176 バナー↓をポチポチッとお願いします 第1回福島県郷土玩具ツアー。 ゴールデンウイークを利用して郡山市を訪れた。 真っ先に向かったのは「三春張り子」でお馴染みの高柴デコ屋敷。 駐車場に車を停めると「家大黒屋」のシンボル、巨大な腰高虎が出迎えてくれた。 緩やかな坂を登った先に大きな天狗面が睨みを利かせる「家大黒屋」さんがあった。 作業場には彩色されていない真っ白な張り子がたくさん並んでいる。 高さ11cm、長さ8cmの「熊金」は「熊乗り金時」の略称。 昔ばなしに登場する熊にまたがった金太郎の事だ。 三春張り子の特徴は張り子+木、張り子+紙というように、張り子以外の素材を上手く使い躍動感のある人形に仕上がっている点だと思う。 こちらの張り子は金太郎が手に持つマサカリが竹ひごと紙で作られ、よりリアルになってい

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    yayoi0841 2024/05/28
  • 【福岡県の郷土玩具】ごん太:筑前津屋崎人形巧房

    入手場所:山響屋 福岡県福岡市中央区今泉2-1-55 TEL:092-753-9402 バナー↓をポチポチッとお願いします 福岡県郷土玩具ツアー。 続いて博多にある「山響屋」さんにお邪魔した。 マンションの1階にある民芸と玩具の店。 郷土玩具に魅了された店主の瀬川さんが現地を訪れ入手しているそうだ。 こぢんまりとした店内には九州を中心に全国の郷土玩具がズラリと並んでいる。 津屋崎人形は福岡県福津市津屋崎で安永年間(1770年代)より作られている歴史のある土人形。 購入した小型の「ごん太(津屋崎人形)」は黄色いシャツを着てブルーのズボンを履いた男の子。 歴史がありながら新しさも感じ取れる素朴な土人形だ。 明治時代、「ごん太」は米粉とフノリで白く色付けされ、おしゃぶり人形として作られていたそうだ。 素焼きの人形を口にくわえることで疳の虫を退治できるというまじないがあったとの事。 現在は顔料で絵

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    yayoi0841 2024/05/28
  • 【香川県の郷土玩具】高松嫁入り人形 金袋抱き:太田みき子さん

    入手場所:香川県商工奨励館 香川県高松市栗林町1-20-16栗林公園内 TEL:087-833-7411 バナー↓をポチポチッとお願いします 香川県郷土玩具ツアー。 昨日は金毘羅参りをして琴平に宿泊。 この日はレンタカーを走らせ高松市にやって来た。 高松といったら古くから伝わる「高松張り子」がある。 製作者の宮内さんのお宅には事前に電話をかけたけど、ご不在だったので栗林公園内にある「商工奨励館」で購入する事にした。 栗林公園は国の特別名勝に指定された400年近い歴史を有する日庭園。 そんな栗林公園の中に明治32年(1899年)に建てられたのが「商工奨励館」。 明治の面影を残し、園内でもひときわ大きな存在感を放つ建物。 県内の伝統工芸品を展示・販売するコーナーもあり、可愛らしい「嫁入り人形」が販売されていた。 昔から高松では、嫁入りの際に花嫁が近隣の子供達に人形を配る風習があった。 嫁入り

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    yayoi0841 2024/05/26
  • 【福岡県の郷土玩具】柳川凧:坂田信義さん

    バナー↓をポチポチッとお願いします 福岡県柳川市に住む知り合いから大小2種類の「柳川凧」と「子守り凧」が送られてきた。 和紙と竹で作られた柳川凧は江戸時代から伝わる柳川の郷土玩具。 赤い金時さんのような顔をしていることから「金時凧」とも呼ばれ、正月の縁起物としても親しまれてきた。 柳川凧は7種類ほどあり、最も人気がある「目返し面」は風を受けると目玉がクルクルと回転するカラクリ凧だそうだ。 頂いた柳川凧には鉢巻きを締め真っ赤な顔をした金太郎の絵が描かれている。 ギョロッと見開いた丸い目から力強さが感じられる。 耳の辺りから下げられたブルーのピアスみたいなヒラヒラがアクセントになっている。 来、凧というのは空高く揚げるものなんだけど… こうやって部屋に飾って眺めるのもなかなか良いもんだ♪ 入手日:1996年6月18日 ※掲載されている内容は当時のものです、情報が古い場合がありますのでご了承下

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    yayoi0841 2024/05/23
  • 【栃木県の郷土玩具】佐野 牛のり天神:相沢俊作さん

    入手場所:相沢民芸店 栃木県佐野市犬伏上 バナー↓をポチポチッとお願いします 郷土玩具を求め栃木県佐野市にやって来た。 訪問したのは「相沢民芸店」さん。 創業者の相沢市太郎氏は1902年から2005年までの長い間、土鈴製作に打ち込んでおり、100歳を超えてもその技術を磨き続けていた。 この日お会いしたのは二代目の相沢俊作さん。 購入したのは手びねりの「牛のり天神」、梅の花の模様が綺麗なピンク色をしている。 牛も可愛らしいが真っ赤な装束を着た天神さんがとても可愛い。 牛の背中に乗った天神さんは高さ1cmほど、小さい割に刀もきちんと差している。 天神様と牛の関係を調べてみると… 菅原道真は845年、丑年に生まれ、903年の丑の日に亡くなった。 また、元服の日の夜に牛の夢を見たというエピソードや、道真が京都の北山で子牛に出会い懐かれたという話もある。 これらのエピソードが天満宮に牛の像がある理由

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    yayoi0841 2024/05/19
  • 【山梨県の郷土玩具】甲府 酉土鈴:佐藤君三さん

    入手場所:県民情報プラザ 山梨県甲府市丸の内 バナー↓をポチポチッとお願いします 山梨県郷土玩具ツアー。 続いて訪れたのは「県民情報プラザ」 ここには山梨県の特産品や工芸品を一堂に集めて展示、販売している施設。 郷土玩具のコーナーには県内で作られた土鈴や張り子、土人形などが数多く並んでいた。 そんな中、手に取ったのは佐藤君三さんが作製した酉(鶏)の土鈴。 嫁さんは酉年生まれ、さらに山梨県にルーツがある事から購入した。 白ではなくやや肌色がかった鶏の土鈴、羽根の線がきちんと引かれ洗練された造り。 真っ赤なトサカ、目の周りがほんのりピンク色なのが特徴的。 佐藤君三さんは山梨県甲府市で活動されていた土鈴作家。 干支土鈴や虫切り鈴、創作鈴などを制作されており、特に甲府の旗笛の復元にも取り組まれたことで知られている。 山梨独自の節句飾りとして江戸時代から伝わる「かなかんぶつ」に関連する作品も手掛けて

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    yayoi0841 2024/05/15
  • 【東京都の郷土玩具】開運出世祝鯉(鯉のぼり):清正公 覚林寺

    入手場所:覚林寺 東京都港区白金台1-1-47 TEL:03-3441-9379 バナー↓をポチポチッとお願いします 毎年5月4~5日に開催される「清正公大祭」の際、覚林寺で授与される「開運出世祝鯉」 覚林寺というより「白金の清正公」と言った方が馴染み深いかもしれない。 覚林寺は白金台にある日蓮宗の寺院。 加藤清正の位牌や像が祀られていることから清正公(せいしょうこう)と通称される。 付近の住民からは「清正公さま」と呼ばれ、勝負祈願の寺として信仰を集めている。 こちらの文献によると… 当寺の「開運出世祝鯉」には清正公様のご加護をいただいて、お子様がたくましく健やかに育つようご祈祷してあります。 と書かれていた。 清正公とはご存知、戦国武将の「加藤清正」の事。 清正公は朝鮮出兵時に朝鮮国の王子を連れ帰り養育した。 熱心な法華経の信者で、その影響を受け成長した王子は出家して小湊「誕生寺」の住職

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    yayoi0841 2024/05/13
  • 【京都府の郷土玩具】蘇民将来守:八坂神社

    入手場所:八坂神社 京都府京都市下京区祇園町北側625 TEL:075-561-6155 バナー↓をポチポチッとお願いします 春の京都「授与品ツアー」 続いて訪れたのは祇園にある「八坂神社」 斉明天皇2年(656年)、新羅から来日した伊利之使主が牛頭天王を祀った事に始まる。 祭神は素戔嗚尊命、櫛稲田姫命、八柱御子神の3柱。 社務所で拝受したのは「蘇民将来守」 高さ8cmほどの八角柱の神木に赤と緑が交互に彩色され、それぞれの角に「蘇民将来之子孫也」と1文字ずつ書かれている。 【蘇民将来(そみんしょうらい)の由来】 昔「素戔鳴命(スサノオノミコト)」が旅の途中、道に迷い困っていました。 宿を求め、裕福な「巨旦将来(こたんしょうらい)」のお宅を伺ったのですが断られてしまいました。次に伺った貧乏な「蘇民将来」のお宅では歓迎されたそうです。 貧乏にも関わらずもてなしてくれた事を喜んだ「スサノオノミコ

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    yayoi0841 2024/05/13
  • 【京都府の郷土玩具】伏見人形 白蔵主:丹嘉

    入手場所:丹嘉 京都府京都市東山区町22-504 TEL:075-561-1627 バナー↓をポチポチッとお願いします 春の京都「郷土玩具ツアー」 続いて訪れたのは「伏見稲荷大社」で有名な京都の伏見。 伏見稲荷大社といえば西日第一位の初詣参拝客数(約280万人)を誇り、 全国3万余の稲荷社の総山だ。 そんな伏見には江戸時代初期から作られている「伏見人形」がある。 伏見人形は深草粘土を用いて型造り素焼きにして彩色した人形で、庶民の風俗・信仰をユーモアたっぷりに表現した人形が多い。 伏見稲荷大社が近くにある事から、とりわけ狐の人形が多いのも特徴的。 伏見人形は京都の伝統工芸品として歴史文化を伝える重要な役割を担っている。 購入した「白蔵主(はくぞうす)」はお気に入りの逸品♪ この狐は白蔵主という住職に化けた老狐の事で、民話になっている。 【白蔵主の民話】 一族の狐が次々と猟師に捕らえら

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    yayoi0841 2024/05/13