プロ野球・横浜ベイスターズの経営権が4日、オーナーを約10年間務めた放送業界の老舗、TBSホールディングス(HD)から、新興IT企業のディー・エヌ・エー(DeNA)に移ることが決まった。球界には歓迎ムードが漂う一方で、戸惑いの声も上がった。 ◇チーム反応 横浜は4日、TBSHDとDeNAの正式合意を受け、午後から横浜市内で臨時取締役会を開き、株主の変更を承認した。席上、TBS出身の若林貴世志オーナーからは「こういう環境になって申し訳ない」とおわびの言葉があったという。 取締役会後、記者会見した加地隆雄球団社長は、「まだ複雑ですね」と心境を吐露。休養中となっている尾花監督の解任は決定的で、来季に向けて、早々に監督以下の陣容を決める必要があるが、まだDeNA側からは接触がないという。加地社長は「新しいオーナーの意向や構想がある。一日でも(早く)すっきりした形で臨みたい」と要望した。 ◇「ホッと