今回取り上げるのはトキナーの魚眼ズームだ。魚眼レンズといえばそのほとんどが単焦点レンズで、魚眼ズームなどというキワモノを発売していたのはこれまでペンタックスだけ。というのも、魚眼レンズの魅力は、対角180度という画角の広さと円周方向の強烈なタル型歪みだ。ズームにしたところで、魚眼特有の描写はワイド端だけしか得られないし、テレ側ではタル側歪みが大きな中途半端な超広角描写しか得られないからだ。 しかし、実際にペンタックスが魚眼ズームを発売してみると、単焦点の魚眼レンズよりも開放F値は暗いものの、最短撮影距離が短く、価格もリーズナブルということで、意外と好評。35mm一眼レフ用のFフィッシュアイズーム 17-28mm F3.5-4.5(現在は販売終了)に続き、デジタル専用のDA フィッシュアイ 10-17mm F3.5-4.5 EDも発売されている。 ちなみに、トキナー AT-X 107 DX
社団法人日本写真家協会(JPS)は、「2007年第32回JPS展」の一般公募を行なう。アマチュア、プロを問わず写真作品を募集するもので、デジタルカメラでの作品も受け付ける。作品受付は2007年1月13日~1月23日まで(最終日消印有効)。 32回目の開催を迎える国内有数の公募写真展。テーマは自由。受け付ける作品はカラー、またはモノクロともプリントのみで、応募サイズは六つ切り、A4、四つ切り。デジタル・銀塩を問わず、デジタル加工も可能。ただしその場合、応募要項の備考欄に「デジタル加工」との明記が必要。単写真、組写真とも応募点数に制限はない。組み写真における1組の限度は5枚まで。 各賞の概要は次の通り。文部科学大臣賞1名(賞金50万円)、金賞1名(同30万円)、銀賞2名(同15万円)、銅賞3名(同5万円)、奨励賞5名(同1万円)、優秀賞10名程度。それぞれに副賞を設ける。そのほか、入選が160
コシナ製カールツァイスレンズのエプソンR-D1による試写は、今回のビオゴン T* 21mm F2.8で5回目となる。すでに過去の記事を読んでいただいている読者の皆さんには同じ説明を繰り返すことになってしまうのだが、エプソンR-D1での撮影結果は銀塩フィルムでの撮影結果と異なることに注意して欲しい。あくまでR-D1で使用した場合、このような撮影結果となったという報告に過ぎない。 ■ レンズの概要 さて、今回テストするビオゴン 21mm F2.8は、2005年10月よりシルバー仕上げおよびブラック仕上げのレンズ両方の発売が開始されている。製品の詳細については、コシナのホームページを参照して欲しい。 ライカ判における21mmという焦点距離は、戦前からのレンジファインダーコンタックス用として、戦後まもない1951年西ドイツのカールツァイスがコンタックスIIa/IIIa用に開発したビオゴン21mm
2004年12月27日に掲載したカールツァイス T* ブラナー50mm F2レンズのエプソンR-Dによる試写に引き続き、今回はカールツァイスT*ZMマウトンシリーズのビオゴン35mm F2レンズの試写レポートをお届けする。 昨年12月発売予定のところ、発売が遅れることすでに約3カ月ということで、コシナのホームページにはお詫びが掲載されている。今回はカールツァイスの最終検査を受けた量産製品版での試写レポートをお届けする。発売は3月25日である。 ■ ビオゴン35mm ビオゴン35mm F2は、その名の通りビオゴンタイプの6群9枚構成である。レンズを手にすると、最前面のレンズがガラス玉のように突出して見えることに驚かされる。 宣伝文句の「パワフルなオールラウンダー」とは、これまたやや意味不明であるが、ライカMマウント用レンズの中で活用範囲がもっとも広い準標準レンズである35mmレンズとして、さ
先日のノクトン40mm F1.4レンズのR-D1による試写に引き続き、カールツァイスT* ZMマウトシリーズのプラナー50mm F2レンズの試写レポートをお届けする。11月末発売開始予定のところ発売が遅れるということで、コシナのホームページにはお詫びが掲載されている。しかし今回はカールツァイスの最終検査を受けた量産製品版での試写レポートお届けできるわけで、発売はもう間もなくであろう。 ■ コシナ製カールツァイスレンズについて すでに大きなニュースになっているので、改めて詳しく解説する必要はないだろう。製品の詳細については、コシナの以下のホームページを参照して欲しい。 製品情報 http://www.cosina.co.jp/z.html 最初に発売になるのがプラナー50mm F2レンズで、ガウスタイプ4群6枚構成である。宣伝文句の「Mシステムレンズの新標準パフォーマンス」とは、やや意味不明
コシナ製カールツァイスレンズのエプソンR-D1による試写は、今回のビオゴン28mm F2.8で3回目である。 今までのテスト結果についてコシナから、「R-D1での撮影結果は銀塩フィルムでの撮影結果とは必ずしも一致せず、大口径レンズの撮影結果が一般的に良くなるということを読者の皆さんに理解してもらいたい」というコメントをいただいている。たしかに前回の35mmレンズテストでもっとも成績が芳しくなかったカラースコパー35mm F2.5は、銀塩フィルムで使用した場合多くの愛用者の方からとても良いレンズだと称賛されている。 さて、今回テストするビオゴン28mm F2.8は、今年1月発売予定のところを大幅に遅れ、4月29日よりシルバー仕上げのレンズのみ発売が開始されている。既発売のカールツァイスレンズはいずれも素晴らしい性能と品質を持っており、この28mmレンズへの期待も高まる一方だ。 今回はカールツ
今回テストするビオゴン T* 25mm F2.8は、7月27日よりシルバー仕上げおよびブラック仕上げの両方の発売が開始されている。既発売のカールツァイスレンズはいずれも素晴らしい性能と品質をもっており、25mmへの期待も高まる一方であった。特に昨年のPhotokina 2004で配布されたカタログの25mmによる作例がとても良く、私も非常に待ち遠しく感じていた。今回もカールツァイスの最終検査を受けた量産製品版での試写レポートをお届けする。 ビオゴン T* 25mm F2.8は、その名の通りビオゴンタイプの7群9枚構成である。ライカ判における25mmという焦点距離は、戦前からのレンジファインダーCONTAX用に、戦後まもない1950年に東独カールツァイス・イエナが開発した「Topogon 25mm F4」がそのルーツである。ライバルのライカには焦点距離25mmのレンズは現在までなく、近似の焦
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