トレンドマイクロは5月20日、同社がハッカーによる攻撃を受けてウイルス対策ソフトのソースコードなどが流出したと報じられた問題で、「テストラボ環境の一部が不正アクセスを受け、デバック用ファイルが流出した」と認めた。ただ、同社が保有するソースコードや顧客情報の漏洩は「確認していない」としている。 ロシアのハッキング集団「Fxmsp」が、米国の大手ウイルス対策企業3社から盗んだとする情報を売りに出していると9日、米セキュリティ企業のAdvanced Intelligenceが伝えた。売りに出た情報には、3社が提供するウイルス対策ソフトやAIのソースコードが含まれていたといい、3社のうち1社がトレンドマイクロだったと判明している。20日付の朝日新聞DIGITALがこの問題を報じ、注目を集めた。 トレンドマイクロは20日の発表で、不正アクセスによってデータが流出したことは認めたが、流出したのはソフト