日本では大前提として少子高齢化と、就職活動に便利な首都圏の大学の方が人気という実態があり、また大学進学希望者の割に大学数が多いと指摘されているため、地方私立大学の窮状を解決することは非常に難しい問題です。 地方私立大学の問題といえば ・定員割れ ・学生の学力低下 が大きいでしょう。他にも問題点は挙げられるかもしれませんが、基本的にはこの二つが大きいはずです。 大学の定員割れを解決するには付属校や留学生を利用して増やすという即席的手法もありますが、私としては学生の学力について良好な循環を形成することが有用だと考えます。 この場合の良好な循環とは、学力の低い学生の学力向上⇒勉強が楽しくなる⇒益々の学力向上と中退率の低下⇒就職実績の向上⇒その学校の人気拡大、という循環です。 そのために提言したいのが、窮地に立たされている地方私立大学(文系学部)の一年生課程を予備校化することです。 具体的には、そ
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