女子高生らと有料で散歩させる「JK(女子高生)お散歩」が性的被害などにつながる恐れがあるとして、警視庁少年育成課は、JKお散歩で働く18歳未満の少女らを補導対象に全国で初めて指定し、16日夜に東京・秋葉原で少女ら10人以上を一斉補導した。 JKお散歩は、個室で女子高生がマッサージをする「JKリフレ」が同課に摘発された1月以降、秋葉原を中心に広まった無店舗型の接客サービス。JKお散歩で働く女子高生(17)から下着を買ったとして、会社員の男(30)が10月に都青少年健全育成条例違反容疑で逮捕されるなど、性的被害やトラブルが相次いでいた。 同課は、未成年者に危険で有害な業務をさせた労働基準法違反容疑などで店側の摘発を検討したが、散歩させるだけでは店側の違法性を問うことは困難と判断。不特定多数の男性と1対1で接する営業形態そのものが少女の健全育成に有害として、少女側を補導することでトラブルの解消を