なんだか、ちまたではAR(Augmented Reality = 拡張現実感)をビジネスにしようと大盛り上がりだけど、技術者はこの盛り上がりに対して冷めた見方をしている人が多い。 実際、このブームは技術わかってるの?っていう人がやたら騒いでいる気がして、かつてのセカンドライフブームの時と個人的に既視感がある。 僕自身はiPhoneも持ってないし、セカイカメラなどのARアプリを使ったことないけど、とりあえず僕の独断と偏見で、今のARブームの技術的問題点を挙げてみる。 まず今ブームになっているAR技術は主に、カメラを通してみた情報に、仮想世界の情報を重畳するというものだけど、これには大きく二通りの方法が提案されている。 ひとつはGPSやプレースエンジン(無線LANによる測位)、これにジャイロセンサーを加えたもので、デバイスの位置と向きを把握した上で、カメラで撮影されている領域を推定するというも