文部科学省は29日、平成26年度予算の概算要求で、いじめ防止策の推進費として93億円を盛り込む方針を決めた。スクールカウンセラーの配置を充実し、深刻化する「ネットいじめ」の対策に取り組む自治体への財政支援を新たに盛り込む。25年度予算の約1・7倍に当たる規模で、6月にいじめ防止対策推進法が成立したことを受け、大幅増を図る。 スクールカウンセラーは本年度までに全ての公立中学校に訪問できる予算を確保してきたが、週1~2回にとどまっており、課題を抱える学校や大規模校などは回数を増やし、計千校を対象に週5回の相談体制を築く。 インターネット上の掲示板や会員制交流サイト(SNS)を定期的に監視し、児童生徒に関わる悪質な書き込みを見つける「学校ネットパトロール」に取り組む自治体に対しては、人件費や外部委託にかかる経費の3分の1を補助する。
名古屋市の市立中学2年の男子生徒が転落死した問題で、市教育委員会は16日、全校生徒へのアンケート結果を公表した。男子生徒へのいじめと受け取れる言葉や行為を「自分で見聞きした」と101人が答え、このうち「死ね」という言葉を挙げた生徒が最も多く、21人いた。 男子生徒は「いろんな人から死ねと言われた」とノートに書き残し、自殺をほのめかしていた。市教委は「いじめがあった可能性が極めて高い」として、近く設ける第三者委員会で解明を進める。 アンケートは、10日に男子生徒が死亡後、12日に無記名で実施。551人のうち519人が回答した。 自分で見聞きしたという生徒の回答のうち、具体的な言葉や行為を挙げたのは50件。「死ね」に続き、「自殺してみろ」(5件)が多かった。「胸ぐらをつかまれる」「たたかれる」などの暴力も計4件あった。 会見に同席した校長は、男子生徒が「死ね」という言葉を受けて自殺した
名古屋市南区の市立中学2年の男子生徒(13)がマンションから転落死した問題で、男子生徒の担任の女性教諭(31)が12日、記者会見した。男子生徒について「からかわれやすいところがあり心配していた」と述べたが、自殺をあおるような発言は「一切していない」と否定した。名古屋市教育委員会は、全校生徒へのアンケートの主な内容を16日に発表し、今後、第三者委員会を立ち上げて調査する。 教諭は、中学校で市教委幹部らとともに会見した。泣きはらした様子だったが、顔を上げ、はっきりとした口調で話した。 男子生徒は10日午後3時半ごろ、南区のマンションの11階から転落死した。自宅にあったノートには、自殺をほのめかす内容や、いじめを受けたとみられる記述があった。県警は自殺とみている。 10日の学校での帰りの会で「担任が自殺をあおるように、やれるものならやってみろと発言した」と、複数の生徒が市教委のアンケートに
花やジュースなどが手向けられる男子生徒が転落した現場=名古屋市南区豊で2013年7月12日、兵藤公治撮影 名古屋市南区の市立中2年の男子生徒(13)が10日、飛び降り自殺した問題で、自殺した生徒と同じクラスの生徒たちからは、複数の生徒が自殺した生徒に向かって「死ね」と連呼し、その場に担任教師がいたとの証言が相次いだ。 ある男子生徒によると、特定の生徒が以前から、自殺した生徒に悪口を言っていたという。1週間ほど前の昼休みには教室で、生徒数人が「死ね」と連呼したが、担任教諭は、いましめたりする指導をしなかったという。この生徒は取材に「先生が知らないはずはない。何で隠すのか分からない。あったことを正しく言ってほしい」と望んだ。 この生徒の話では、11日には教室でクラスメートと「何で死んだんだろう。(死ねといった)あのことが関係あるのかな」などと話し合い、涙ぐむ生徒もいたという。 ある女子生
『体罰は教育です!』『子供には「体罰を受ける権利」があります』と主張する、「体罰の会」というサイトに、コンラート・ローレンツに関する記載があった。 ■**体罰の会** 水が高いところから低いところに流れるように、学級生徒の中に怠惰な者がいて、それに対して教師が何らの教育的矯正をなさないとしたら、学級全体が怠惰を是認することになって、克己心を持って研鑽している他の生徒にも悪影響を与えます。その結果、学級全体の生徒の進歩が遅れ、学級の秩序が乱れます。 そのことを動物行動学を確立してノーベル賞を受賞したコンラート・ローレンツが科学的に証明しました。それは、「種内攻撃は悪ではなく善である」ということです。ここで「善」というのは、種族保存のために必要な秩序維持に必要不可欠なことを意味します。決して、理性的、宗教的に判断した「善」のことではありません。善悪は、理性で決するものではなく、固体と種族の本能
あるタレントのブログを「デスブログ」と呼ぶ人たちがいる。「このデスブログに書かれた人物や企業などはかなりの確率で不幸に見舞われるため、「デスノートのブログ版」としてこの名が定着している」(ニコニコ大百科による説明)のだそうだ。今問題になっているボーイング787旅客機についてもこのブログで言及があったという情報が出ていたが、それだけでなく、少なくとも過去数年にわたって、数多くの例で、何かよくないことが起きるとこの「デスブログ」が検索され、「ほうらやっぱり書いてあったやっぱりデスブログだ」と囃し立てる事例が、少なくともネット上では相次いでいる。 この件、前々から気になっていた。これは「いじめ」ではないのだろうか。 誰のブログであれ、特定のブログが「デスブログ」であるという科学的根拠はない。そのブログに何か書かれたことによってその対象に悪いことが起きる、という事実はない。一般の人々がすべて科学的
経済的独立すなわち自由は、世の中の仕組みを正しく理解し、最適な人生の戦略をデザインすることで、もっとも確実に達成できる。 世の中(世界)はどんな仕組みで動いているのだろう。そのなかで私たちは、どのように自分や家族の人生を設計(デザイン)していけばいいのだろうか。経済、社会から国際問題、自己啓発まで、さまざまな視点から「いまをいかに生きるか」を考えていきます。質問も随時受け付けます。 橘 玲の最新刊『幸福の「資本」論 あたなの未来を決める「3つの資本」と「8つの人生パターン」』好評発売中! 「幸福な人生」を送るために幸福を定義すると基盤となるのは3つの資本。その組み合わせで8つの人生パターンが考えられる。あなたが目指すべきはどの人生パターンか? ダイヤモンド社から発売中!(1,650円 税込) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【DIAMOND PREMIU
大阪府貝塚市で昨年10月、定時制高校1年川岸朋之さん=当時(18)=が自殺した問題で、川岸さんらにひったくりをするよう唆したとして、大阪府警少年課は10日、窃盗教唆の疑いで、同級生だった定時制高校2年の少年(19)を逮捕した。捜査関係者によると、川岸さんが自殺前に残したメモで「呪う」と高校生を名指ししていた。 少年課によると、高校生は2009年12月7日、川岸さんら3人にひったくりをするよう唆した疑いがあり、任意で捜査。今月6日に同容疑で逮捕状を取っていた。同課は今年11月、実際にひったくりに関与したとして、窃盗容疑で専門学校生ら2人を書類送検、川岸さんについても容疑者死亡で書類送検していた。 川岸さんは昨年10月27日、首をつって死亡しているのが見つかった。
埼玉県川越市で今年1月、市立中学2年(当時)の男子生徒(15)が同級生からいじめられ、暴行を受けて意識不明になったとして、生徒と保護者が4日、市や加害少年3人(いずれも15)とその両親を相手取り、慰謝料など計約1億1600万円の損害賠償を求める訴えをさいたま地裁川越支部に起こした。 原告代理人によると、生徒は1月5日、市内の公園で3人に殴る蹴るなどの暴行を受けて意識不明の重体となり、今も意識は戻っていないという。一方、3人は傷害容疑で逮捕され、家裁の審判を受けて少年院に収容された。 訴状では、生徒は入学直後から3人らに「キモイ、近寄るな」などと悪口を言われたり、暴行されたりするいじめを日常的に受け、その内容は次第に悪質化していったと指摘。背景として、学校はいじめを把握していたのにその場限りの指導をしただけで、漫然と放置して生徒の安全に配慮する義務を怠った▽3人の両親は学校から生活態度を
「新しい考え方に対する反発の強さは、 その重要性の二乗に比例する」 バートランド・ラッセル/イギリスの哲学者 ニート・ひきこもり・不登校の原因は毒親と社畜にあった! 「一瞬でわかる日本の仕組み」 企業献金→労基署無力化→ブラック企業(群生秩序) イジメ加害者→イジメ←学校聖域化(群生秩序) ↑ ↑ ↓ ↑ ↓ ↑ \ / 機能不全家族→母親が毒親化→不登校・ニート・ひきこもり | | ↑ ↓ | 現状維持←政治的無力化←父親が社畜化←個の未成熟⇔管理的集団主義社会・教育――――┘ 【序文】原因と責任は同じか? 原因究明は責任転嫁なのか? 【要約版】ひきこもりを生み続ける日本というシステム ーニート・ひきこもり・不登校の原
こんばんは。 大津市議会議員、藤井哲也です。 本日、午前中に亡くなられた中学生のお父さんと弁護士、そして市長、副市長が面会し、アンケート調査が不十分だったことを謝罪し、調査委員会の立ち上げについて意見交換がなされました。 また午後には市議会教育厚生常任委員会が開催されました。ただし、いじめ自殺の件については報告事項に入っておらず、この件について市側から新たな情報提供はありませんでした。この間もいろいろと新たに分かってきたことがありますので、市からはぜひ報告をしてもらいたかったのですが非常に残念に思います。 さて ここまで、外部調査委員会について2点疑問を挙げてきました。 ① 市長の私的諮問機関的要素が強い「専門委員」で、独立した第三者としての調査ができるのか? ② 市長の下に置く調査委では教育委員会の担当事務を調査することができないが大丈夫だろうか? こうした疑問点を「地方公共団体の長によ
大津市の市立中学2年の男子生徒が自殺した問題で、いじめの実態などを調べる市の第三者調査委員会は28日、第7回会合を市役所で開いた。この中で、委員会が市教委から追加で取り寄せた資料に多数の「黒塗り」があり、委員から不満の声が上がっていることが分かった。また、教師に続き今月下旬から、同級生からの聞き取りが始まり、28日、遺族への聞き取りも行った。 委員長の横山巌弁護士によると、生徒が自殺した後の学校や市教委の対応を検証するため追加資料の提供を受け、この分析を終えて校長らから聞く方針という。ただ、委員の一人は会合後の取材に「資料では、ここを消されたら困るというところに黒塗りが多く不愉快」と語った。 加害者とされる生徒には近日中にも委員長名で依頼の手紙を送る。また、来月9、18日に専門家を呼び意見を聞く勉強会を開くことが決まった。精神科医の斎藤環氏、津崎哲郎・花園大特任教授(児童福祉論)、森田洋司
自殺した中学2年の生徒の命日に、黙とうする大津市の沢村憲次教育長(左から2人目)と職員ら。左端は越直美市長=大津市役所で2012年10月11日午前8時45分、望月亮一撮影 「目を閉じれば彼の顔が浮かんでくる。ショックで教師としての自信を失った」。大津市立中学2年の男子生徒が自殺してから1年となった11日、生徒が通っていた中学の教師たちは、後悔と無念の思いを募らせて命日を迎えた。同日朝、男子生徒を追悼して同級生らが書いた作文を教師が朗読し、対応が問われた市教委も全職員が黙とう。いじめの再発防止と問題を問い続けることを心に誓った。 毎日新聞の取材に応じた複数の教職員によると、自殺後、男子生徒が通っていた中学はホームルームで繰り返し「どんなに小さなことでも相談してほしい」と伝えた。生徒たちの微妙な変化に気付こうと目を凝らしたが、自信を失った教師は「本当に生徒が見えているのか。明日にもこの中の誰か
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