東京電力福島第一原子力発電所でことし8月、300トン余りの汚染水が漏れ出したタンクに近い井戸の地下水で、17日、ベータ線と呼ばれる放射線を出す放射性物質の濃度が前日までの6000倍以上に急上昇し、これまでで最も高い値になっていることが分かりました。 東京電力は、漏れた汚染水の影響が広がっているとみています。 福島第一原発では、ことし8月、4号機の山側にあるタンクから300トン余りの汚染水が漏れ、一部は海につながる側溝を通じて原発の港の外の海に流出したとみられています。 東京電力によりますと、タンクから10メートル余りの井戸で17日に採取した水からストロンチウムなどのベータ線という種類の放射線を出す放射性物質が、前日までの6500倍に当たる1リットル当たり40万ベクレルというこれまでで最も高い値で検出されたということです。 この井戸は、汚染水漏れの影響を調べるために掘ったもので、水とともに移
東京電力福島第一原子力発電所で、2日夜、山側にあるタンクから新たに高濃度の汚染水が漏れた問題は、傾斜がある場所のタンクに水を入れ過ぎたのが原因と分かりました。 汚染水の一部は原発の港の外の海に流出したとみられ、東京電力は相次ぐ汚染水の流出に対し抜本的な対応を迫られています。 2日午後8時すぎ、福島第一原発4号機の南西側にある汚染水をためるタンクの上部から水が漏れているのが見つかり、その下のせきの水からベータ線と呼ばれる種類の放射線を出す放射性物質が1リットル当たり20万ベクレルという高い濃度で検出されました。 汚染水はタンクの天板と側面の板の隙間から漏れ、一部はせきの外に出て海につながる排水溝から原発の外の海に流出したとみられています。 この問題について、東京電力は3日午前、臨時の記者会見を開き、「連日にわたるタンクからの汚染水漏れをおわびします」と陳謝しました。 そのうえで、問題のタンク
「サンナクチ(生タコ)は中国産」。ソウル中区のある飲食店にこのような張り紙が登場した。先日まで「国産タコ」がこの店のセールスポイントだった。日本の放射能汚染水の影響で韓国のタコが汚染したという噂が広まり、やむを得ず営業方針を変えた。福島沖に流れた汚染水が韓国の西海岸・南海岸まで流れてきたというデマから始まったのだ。福島沖の海水が海流に乗って韓国の海岸に到達するには数年かかり、国内の水産物からは異常が見つかっていないにもかかわらず、恐怖が食卓を支配する。 ある意味で恐怖は生存の盾だ。猛獣と出くわした時に感じる恐怖は逃げろという信号だ。しかし過剰恐怖は違う。集団・国家間の葛藤を起こす火種、精神の健康を脅かすストレスとなる。社会の誰かは過剰恐怖の石に当たり、致命傷を受けたりもする。 最近の水産物恐怖は明らかに膨らまされている。市中のマグロは南太平洋で漁獲され、輸入タラも日本産はほとんどないが、売
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