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ブックマーク / mizunashi-mana.github.io (5)

  • Scala コードの裏側

    末尾呼び出し最適化 Java は末尾呼び出し最適化をしないことで有名だ [2].だけど, Scala は末尾呼び出し最適化を行う.具体的にコードを見てみる: $ cat src/TailCallOpt.scala object TailCallOpt { def tailCallFunc(a: Long): Long = { if (a > 10) a else tailCallFunc(a + 1) } } $ scalac -Ystop-after:tailcalls -Xprint:fields,tailcalls src/TailCallOpt.scala [[syntax trees at end of fields]] // TailCallOpt.scala package <empty> { object TailCallOpt extends Object { def <

    Scala コードの裏側
    yhara
    yhara 2023/06/01
  • 多相関数を第一級で取り扱う

    今回は,GHC拡張の一つ RankNTypes の紹介をしようと思う.もうちょっとちゃんとまとめたのをいつか Haskell-jp かどっかに投稿したいと思ってるんだが,時間が (さっさと書け). さて, Haskell のプログラミングにおいて多相関数はかなり重要な役割を持つ.しかしながら,標準の範囲では多相関数自体を第一級の値として扱うことはできない.私たちに許されるのは,多相関数を定義することだけだ.まあ,それだけでもかなり有用なんだけど,多相関数を第一級で扱えると,色々プログラミングの幅が広がる.今回は,多相関数を第一級として扱うというのはどういうことか,そしてそれをするにはどうすればいいか,そうすることで何がうれしいのかを簡単に触れられたらと思っている. 多相関数を第一級で扱うとはどういうことか (パラメトリック)多相関数 ((parametric) polymorphic fu

    多相関数を第一級で取り扱う
  • 遅延評価でデバッグが困難になる状況

    先日、Haskell 界隈で遅延評価によってデバッグがし辛いのはどんな時かと言う話があった。見た感じ、遅延評価によってデバッグのしにくさはそんなに変わらないと言う意見が結構あり、個人的には衝撃だった。僕自身は遅延評価にだいぶヘイトを溜めてる人なので、どういう状況でデフォルト遅延評価が嫌かを実感できる問題を作った。この問題を解けば、きっとヘイトを共有できるはずってわけ。一緒に地獄に落ちような。 なお、かなり主観に寄っていて、結構書き殴ってる部分が多いので、厳密な議論をするにはあまり良い例ではないかもしれない。個人的には、備忘録的な意味合いも強くて、今まで詰まったやつをまとめておくかみたいな感じでもある。 先に結論を書いておくと、 プログラム自体が大きくて [1] 複雑な制御構造をしていて (optional) 以下のいずれかの条件を満たす 遅延評価を機能として使っている デバッグ対象が効率に

    遅延評価でデバッグが困難になる状況
  • Call Arity と融合変換

    GHC は,最適化のため Call Arity と呼ばれるコード解析を行っている.この解析で,自由変数が何個引数を持っていいかを判定し,イータ展開を可能にする.リストにおける融合変換とも密接な関係のある解析だ.こいつの存在とどういうことをやっているかはだいたい知っていたんだけど,ちょっと詳しく知りたい事例があったので調べてみた.そのメモ. なお元ネタは,Breitner (nomeata) 先生の Call Arity . イータ展開と最適化 Haskell は知っての通り関数型プログラミング言語なので,息を吐くように関数を第1級として使うし,標準ライブラリに無数の高階関数がある.関数は全てカリー化されていて,部分適用も可能だ.ただ困ったことに Haskell は実用されており,これらの関数型プログラミング言語で常用されているテクニックで書かれたプログラムで,通常のプログラミング言語程度と

    Call Arity と融合変換
  • Rust のジェネリック関数はどうコンパイルされるのか

    最近, (特に境界条件を伴った) 多相関数が言語ごとにどういうコードを吐くかが気になったので, Haskell とコードの生成方針が異なるという噂の Rust を見てみることにした.その覚え書き.なお, Rust 普段使いではないので間違ってるかもしれないのと,情報が古いかもしれない. https://rust-lang.github.io/rustc-guide/about-this-guide.html が主な参考文献.使った rustc は, rustc: 1.37.0-nightly (4edff843d 2019-06-16) cargo: 1.37.0-nightly (545f35425 2019-05-23) で, macOS で試してる. Rust のコンパイルフロー まず, Rust のコンパイルフローとその情報を見る方法について,確認する. Rust は大体以下の流れ

    Rust のジェネリック関数はどうコンパイルされるのか
    yhara
    yhara 2019/06/25
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