「教育虐待」という言葉を聞くようになった。取り立てて「中学受験」の文脈で聞かれることが多い。筆者のところにも、中学受験勉強をはじめて「勉強が嫌いになってしまった」「引きこもってしまった」という相談は後を絶たない。そもそも虐待している自覚のある保護者や教師はいないだろうが、知らず知らずに虐待的になってしまっていることは少なくない。そこで、中学受験を考えはじめた保護者に知っておいて欲しいことをまとめてみたい。 「中学受験」が「教育虐待」になりやすい理由首都圏では中学受験は小学3年生から準備を始めることが多い。しかし、小3で主体的・能動的に「受験をしたい」と考えることはまずあり得ない。ほとんどの場合、中学受験という選択肢があることを保護者か同級生あるいはメディアから聞いて、よくわからないままに口にしているに過ぎない。筆者の経験ではしっかりと理由があって「中学受験をしたい」という小学生が出てくるの
2020年度から新しい学習指導要領に沿った授業が始まる。学校や民間教育の現場では、新学習指導要領に示されている一斉授業ではない「アクティブ・ラーニング」や、一方通行ではない「主体的・対話的で深い学び」「探究型学習」をどう授業に取り入れたらよいのか分からず、混乱が生じている現場も少なくない。しかし、努力や創意工夫によりうまく「21世紀型教育」を取り入れ、チャレンジしている学校や民間の教育現場もある。これらへの取材から課題と展望を探る。 前回の記事では、「21世紀型教育」とは何か、について書いた。今回は具体的に実施する際の課題を探る。 足りない時間をどう捻出するか、現場の工夫香里ヌヴェール学院石川一郎学院長は、21世紀型教育機構の理事も務める。(写真提供:香里ヌヴェール学院)香里ヌヴェール学院(大阪府)の石川一郎学院長に同校のビジョンを聞いた。「『未来からの留学生』という言葉があります。生徒た
2020年の大学入試改革に向けて、またすでに始まっている新しい学習指導要領へのシフトは、教育業界に大きな期待と大きな混乱を同時にもたらしているように見える。一方で、保護者の価値観もまた従来型の学習への懐疑や、新しい学びへの不安が渦巻き、大きな変革期に差し掛かっていると言えそうだ。 時代の要請に応える形で変化が加速する教育業界において、「子どもたちと先生との出会い」に注目して活動を続けているみらいの学校代表の北本貴子さんにお話を伺った。 ●生徒個人と先生個人をつなぐ場作りを(写真提供:みらいの学校)北本さんが2014年に立ち上げた『みらいの学校』は、「それぞれの子どもたちにとって相性の良い先生を見つけて欲しい」という思いから、ネット上でのコンシェルジュサービスを運営している。問い合わせ内容に合わせて、スタッフが実際に知っている先生を“母親目線”で紹介する。特定の塾や教育機関と繋げるのではなく
2018年4月&5月に読んだ、4歳娘と1歳息子のお気に入り絵本たち。 ここ2か月の間に読んでいる絵本の中から、子どもたちのお気に入りをメモしておきます。 ▼3月のお気に入り絵本はこちら。 4歳6か月の娘ちぇぶちゃん、4月&5月お気に入り絵本や読み物、ワークなど。 新学期になって生活リズムも安定してきたので、ここのところ優先順位が下がり気味でモヤモヤしていた絵本読みの時間を作ることができるようになってきました。 娘のリクエストにより、少し長めの読みものにもチャレンジ!GW中に家族でブックフェスタごっこ(!?)をして、いろいろ購入してきました。 字が小さめ&多めのものはチャプターごとに一緒に読んでいくようにしていますが、字が大きめ&イラスト多めのお話は自分で読んでいることもあります。 また、映画を観てハマりだした「ドラえもん」などのコミックを一人で読み始めるようになりました。 ☆お気に入り絵本
子役として活躍していた芦田愛菜さんが都内の最難関校に合格したことが多くのメディアで話題になっている。また、ドラマ『下剋上受験』をきっかけに、新たな層からも中学受験に注目が集まっている。中学受験は「3年以上の準備期間が必要」「受験1本に絞り、予備校に通わなければ合格は難しい」といわれるが、私が今まで直接指導した中でも半年ほどの受験勉強で合格したケースや、様々な課外活動と両立しての合格も決して少なくはない。良い機会なので、中学受験にまつわる偏見と可能性について書いてみたいと思う。 ●スポーツや習い事と中学受験は「両立」できないのか単刀直入に言えば、学校外での活動と中学受験勉強は多くの場合両立できる。ではいったい何が「両立できない」と言われているのかというと、予備校や進学塾のカリキュラムと両立できないのだ。中学受験対策を謳う多くの大手塾が、平日に四教科の授業を行い、土日にテストや特別講座がある。
オルタナティブな教育として、歴史を刻む定時制・通信制高校。しかし、先入観や情報の少なさから、進学の選択肢としては中々俎上に上がらないという現状もある。その原因と、実際の現場について明蓬館高等学校・アットマーク国際高等学校の日野公三校長にお話を伺った。 ●定時制・通信制高校のポジションの変化日野氏によれば、時代によって定時制・通信制高校に期待される役割は変化してきているという。かつては、勤労社会人のための学校というイメージがあり、日中働いてもいない学生が選ぶ選択肢ではなかった。昭和40年代には、いわゆる「落ちこぼれ」や、働くでも学ぶでもない「反社会的」な生徒が多く在席している学校というイメージに変わり、昭和の終わりから平成にかけて「不登校」という言葉が定着したことで、オルタナティブとしての価値が認められるようになった。平成10年頃から不登校より深刻な「引きこもり」という問題に焦点が当たるよう
『中学受験を考えたときに読む本』(矢萩邦彦/洋泉社) 中学受験は、子どもはもちろん、支える家族にとっても大きな挑戦となる。もしわが子が中学受験をするなら、何歳から塾通いを始めればいいか、どの程度の規模の塾がベストなのか、サポートする保護者としては知りたくなって当然だ。 『中学受験を考えたときに読む本』(矢萩邦彦/洋泉社)は、中学受験指導における複数のプロフェッショナルが中学受験の心構えや考え方、テクニックなどを語っている。プロフェッショナルごとに多様な考え方を披露しているが、中学受験の幅広い悩みや疑問に答える一冊となっている。 受験勉強は何年生からスタートするのが理想か? 3・4年生頃から受験勉強を始めるのがいいとよく聞くが、本書も「4年生からの3年間がちょうどいい」としている。子どもの成長上のメリット・デメリットを考えると5年生からの2年間で合格できるように力をつけるのがベストのようだが
好きを、一緒に探そう! SHOW BALLET JAPANは バレエを通して 主体性と柔軟な発想を育て 子どもたちの可能性を広げていきます
おおしま・さちよ/センジュヒューマンデザインワークス代表取締役。エグゼクティブコーチ、人材戦略コンサルタント。米国デューク大学Fuqua School of Business MBA取得。シカゴ大学大学院修了(MA)。マッキンゼー・アンド・カンパニー、ワトソンワイアットなどの外資系コンサルティング会社や日系シンクタンクなどで経営、人材戦略へのコンサルティングに携わる。2002年に独立し、現在までに2000チーム以上のチームビルディング、組織変革コンサルティング、経営者や役員へのエグゼクティブコーチングを行う。主な著書に『マッキンゼー流 入社1年目問題解決の教科書』(SBクリエイティブ)、『仕事の結果は「はじめる前」に決まっている』(KADOKAWA)、『マッキンゼーのエリートが大切にしている39の仕事の習慣』(三笠書房)など多数。 一流のノート術 「一流のビジネスパーソン」たちは、日々のビ
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