ホームベーカリーの売れ行きが好調だ。数年来、市場は2けた成長を続け、09年度も前年比137%で市場が拡大。米粉や全粒粉が使えたり、もちやめん生地が作れたりするなど、材料やメニューは年々多様化し、09年の新機種でも蒸しパンが作れるものや、玄米米粉が使えるモデルが注目を集めている。 だがホームベーカリーの基本は食パン作り。今回は売れ筋の3機種を取り上げ、各社のレシピ通りに食パンを焼き上げ、専門家とともに評価した。 価格帯を問わず、高機能化が進む 【使える材料が多様化】 小麦粉やドライイーストのほか、粉では全粒粉や米粉、酵母では天然酵母や生イーストなど、年々幅広い材料が使えるようになるホームベーカリー。材料の多様化は一層進み、09年には三洋電機が玄米米粉を使えるモデルまで発売した。