アーティスト、音楽プロデューサーとしてミリオンセラーを何度も世に送り出し、日本のエンタメの一時代を築いてきたつんく♂(51)。その人生は、波乱に満ちている。 2015年には喉頭がんの治療のため、声帯を全摘出したことを公表した。 「不安は、いつも不安。正直、今でもちゃんと声の出せない自分に『イラッ』とするし、『なんでやねん』とも思う。投げやりになりたくもなる。でも……」 この5年の間にも、アーティストのサウンドプロデュースや大阪・関西万博の特別アドバイザーの就任など、精力的な活動を続けてきた。「仕事人」つんく♂に、働き続けることの意味と、第2の人生の歩み方を聞いた。 あの人生の岐路からの5年間は、どこか時が止まっている —— つんく♂は、そう語り出す。 きっかけは、2014年のバレンタインの時期だった。99%大丈夫と診断されながらも一向に声の調子が良くならず、生体検査の結果、がんが見つかった
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