ではどうすればよいのか? 以上のように、「IT部門は自信がなく、ユーザーは経験スキルがない」ことがユーザーニーズが決まらず、後になって変更が頻発する原因であることを示しました。 では、どうすればよいのでしょうか? 「IT部門よ、自信を持て」とか「ユーザーよ、知識スキルを向上せよ!!」というだけでは解決にはならないでしょう。 社内の人的対策をどうするか IT部門とユーザーは戦友なのだ 従来は、ユーザーは要求をするだけで、それを実現するのがIT部門の任務であるとされていました。「ユーザーはお客さま」だったわけです。 ところが現在では、ユーザーもニーズを適切に示せないし、IT部門もニーズを満足させる能力がないのです。これは、解決するべき課題が、社内では未知の問題だからです。そこで、「ユーザーの責任か? IT部門の責任か?」などという前に、未知の問題解決のための戦友として協力することが必要になりま