日本は外国からよく「政治は三流、経済は一流」なんて評価されているけど、否めない部分もある。裏を返すと、それだけ経済的な競争力が国際舞台における日本の要となっているのだ。そんな経済競争力を、「ダボス会議」で有名な世界経済フォーラム(WEF)が評価する「国際競争力ランキング」の2006年度版が発表された。 このランキングは、WEFのメンバーである世界の研究者や経営者ら1万1000人が各国・地域の統計データなどを元に経済的競争力を評価するもので、対象国・地域は125にものぼるのだ。今年度から新しい評価指標を導入し、制度的環境、インフラ整備、マクロ経済、保健衛生・初等教育、高等教育、市場効率性、技術革新、ビジネス洗練度、技術的準備の9分野90項目で評価された。 新指標導入に伴って昨年の順位も訂正されたので、新たなトップ10見てみると、 1. 米国(2) 2. フィンランド(1) 3. デンマーク(