ライブサイエンス・ドットコムは14日、「相手の感情を読み取るのに、日本人は相手の目の形を、アメリカ人は口の形を見る傾向があるため、こうした文化的な違いが顔文字にも表れている」と伝えた。 社会心理学者で北海道大学准教授の結城雅樹博士によると、日本では笑顔を顔文字で表現する場合、「^-^」を使うが、アメリカ人は「:)」(欧米の顔文字は横に倒した形になる)を使うという。悲しい顔を表現する場合も、日本人は「(;_;)」、アメリカ人は「:(」で表現していた。前者は目を、後者は口を強調したものだ。博士自身も幼いころ、米国の有名人の笑顔を写真で見て「口をとても大きく開け、口角を大げさすぎるほどにつり上げるという印象を受けた」と話している。 しかし、結城博士は「目の周りの表情筋は本当の気持ちを表す重要な手掛かり」とし、「相手の目に注目する日本人は、相手の本当の感情をアメリカ人よりよく把握できていること