岡田克也外相は9日午前の参院外交防衛委員会で、在日米軍による垂直離着陸輸送機MV22オスプレーの導入について「可能性はある」と表明した。政府高官が同機の在日米軍基地への配備受け入れがあり得るとの認識を示したのは初めて。同機に対しては、危険性の増大などを理由に沖縄県民の反発が強く、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)移設問題に影響を与えそうだ。佐藤正久氏(自民)への答弁。 オスプレーについて、政府はこれまで、米側から正式な提案がないと説明してきた。これに関し、外相は「米国が言ってこないから議論してこなかったというのは、国民に対して正直ではない」と述べ、配備を検討していることを事実上認めた。その上で、「可能性があるなら、そういう前提で物事を組み立てていくべきだ」と述べた。 【関連記事】 V22オスプレー【特集】米国海兵隊兵器総覧〜 【特集】米国海兵隊兵器総覧 【特集】世界の航空母艦〜