9月中旬に中国各地で発生した日本政府による尖閣諸島国有化に抗議する反日デモは青島、長沙、蘇州、成都などで一部が暴徒化し、幾つもの日系工場や大手スーパー店舗が破壊、略奪、放火の被害に遭った。写真は中国国旗を掲げる瀋陽の吉野家。 9月中旬に中国各地で発生した日本政府による尖閣諸島国有化に抗議する反日デモは青島、長沙、蘇州、成都などで一部が暴徒化し、幾つもの日系工場や大手スーパー店舗が破壊、略奪、放火の被害に遭った。 【その他の写真】 柳条湖事件発生記念日(中国では「国恥日」という)の9月18日には全国110都市まで拡大したが、同日、米国防大臣が訪中し「尖閣諸島は日米安保条約の適用範囲内」を明言、翌19日にはデモ自粛の通知が流された。22日には習近平氏による「平和的解決」方針の公式発言もあり、一部の賃上ストに飛び火した広東省地域を除き、全国に拡大した反日デモ・暴力行為は一日でほぼ鎮静化した。