『音痴』 音を痴れると書いて音痴。たかが歌が下手だって言うくらいで「痴人・痴態・痴鈍・痴呆・愚痴・痴情」などと同じ類とされてしまう。なんと屈辱的な名だろうか。 正式名称では「先天的音楽機能不全」と言い、なにやら不治の病みたいな扱いを受けるし、「音痴では差別的な響きがする」と”調子外れ”と呼びかえることもあるらしいが、調子外れの方が健常者とは別扱いみたいというか仲間ハズレにされた感じがしてファック。 とまあ何となく察していただいているとは思うが、何を隠そうこの文章を書いている私自身、「子宮に音感を置いてきた」と評されるほどの音痴のエキスパートであり、家族全員一たび歌えばその場の不快度指数を25%ほど底上げするという特殊な念能力を持っているという、いうなれば音痴のサラブレッドの名を欲しいがままにしている存在なのである。 とまあ、今回はアレだ。アンチ音感・スーパースターの私が全国に散らばっている
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