yハイフンには主な用法が2つあります。ここでは、まずそれら2つの用法を個別に扱い、次に特殊な用法をいくつか示し、最後によく見られる誤用例を取り上げます。 1. 接頭辞との併用 接頭辞の後に語幹が組み合わさった語、つまり「[接頭辞]+[語根]」という構造を持つ語は多く存在します。その中でも接頭辞と語根の間にハイフンが挟まれる語は、決して一般的ではありませんが、多数存在します。英語の「センス」でハイフンの必要性の有無が理解できる場合もありますが、ハイフンを入れるか入れないかについては厳密な規定はなく、同類の語でもハイフンを使う場合と使わない場合があり、区別の基準が明らかでないことも多いのです。そうした場合、ハイフンは慣例的に用いられることとなり、その慣例が時間とともに変わることもよく見られます。 したがって、それぞれの場合において確実にハイフンの正しい用法を判断するためには現代の辞書を調べるし