県立土居高校(四国中央市土居町)普通科ビジネスコース2年の渡辺龍正さん(17)が、サイバー攻撃への対処法などを問う国家試験「情報セキュリティマネジメント試験」に合格した。今年度から実施された試験で、県内の高校生では唯一の合格者という。渡辺さんは「将来はIT(情報技術)関係の企業で、情報を保護する仕事をして社会に貢献したい」と意気込んでいる。(山本啓二) 試験は、マークシート方式でパソコンのウイルスや不正アクセス、サイバー攻撃などへの対処法、個人情報保護法の知識などを問うもので、春と秋に行われる。 渡辺さんが受験した秋の試験では、ソフト開発や情報処理関係に従事する人ら1万8630人が受験し、1万3105人(合格率70・3%)が合格した。このうち高校生は300人が受験し、合格者は77人(25・7%)。実施した情報処理推進機構(東京)によると、県内で高校生の合格者は春、秋を通じて1人だった。 渡