2016年のアメリカ大統領選をきっかけに、近年「フェイクニュース」が大きな社会問題となっている。日本においても、新型コロナウイルスに関連して「大きく息を吸って10秒間息を止められたらコロナには感染していない」「トイレットペーパーがなくなる」「ワクチンを接種すると不妊化する」といったデマや誤情報が流れるなど、私たちの身近な生活にも影響を与え始めた。インターネットの発展に伴って、SNSやメッセンジャーアプリなどコミュニケーションツールが多様化し、不確かな情報やデマ、意図的に作られた偽情報などが直接手元に届くようになったいま、私たちが日常的に触れている情報の信頼性が問われ始めている。「フェイクニュース」とは何か? 一人ひとりができることは何か、現状と対策を探る。(監修:国際大学GLOCOM准教授・山口真一、ジャーナリスト/メディアコラボ代表・古田大輔/映像制作:macca/映像協力:琉球新報社、