通勤で東京メトロの永田町駅を使っている方はご存じかと思うが、駅から地下通路で直結している「都道府県会館」という施設がある。名前のとおり全国都道府県の東京事務所などが入居している建物だが、先日たまたまその地下通路を通って驚いた。北は北海道から南は沖縄まで、各都道府県の色とりどりな観光情報パンフやチラシが「これでもかっ!」というぐらいズラーッと並んでいるのである。 もちろん無料で取り放題。でも、都道府県の観光パンフなんて、どうせお役所仕事のつまんないもんばかりだろ……と思ったら、意外とそうでもないのである。 たとえば、石川県加賀温泉郷のパンフ『LADY KAGA』。レディー・ガガと加賀をかけたダジャレネーミングに一瞬脱力するが、中身のほうは悪くない。粟津温泉、加賀山代温泉といった温泉地の紹介とともに温泉旅館や飲食店などの看板娘=レディ・カガ43人を写真入りで紹介。なかには「んー」という人もいな