負け惜しみ、と言われるかもしれない。夫婦別姓を認めない民法の規定に最高裁が「合憲」の判断を示した日、別姓が選べる日を待ち望んできた私は、それでも「一歩前進」と思った。裁判官15人中5人は「違憲」の意見を述べたというし、訴訟をきっかけに社会の理解は確かに進んだと信じられるから。 NHKの世論調査で選択的夫婦別姓制度に過半数が反対するのは70代以上だけで、50代以下では賛成が6割を超えると分かった。姓が違っても深い絆で結ばれる家族の姿も紹介された。「自分は同姓を選ぶが、別姓を選ぶ自由は認められるべきだ」と考える人々が多いことも見えてきた。毎日… この記事は有料記事です。 残り411文字(全文684文字)
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