記事一覧 福井大 こころ発達研究 治療につながる成果期待 (2014年11月20日午前7時35分) 福井大の「子どものこころの発達研究センター」が着実に実績を積み上げている。同センターは大阪大、浜松医科大などと連携しており、この分野の研究基盤としては国内最大規模。特に福井大のセンターは、医学部と教育系学部を併せ持つ特徴を生かして、教育面での取り組みや、地域貢献にも積極的だ。発達障害など、脳の働きが関係する障害や疾患の増加が指摘される中、将来的に治療法につながる成果が期待される。 同センターは脳の発達の仕組みなどを解明し、教育法改良や治療に結びつける目的で発足。2011年から大阪大、浜松医科大、金沢大、千葉大との5大学による連携事業に参画、活動を本格化した。 発達障害は、まだ原因がよく分かっておらず、有効な治療方法が確立されていない。ただ福井大は、画像診断や脳機能研究に蓄積があり、この医