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ブックマーク / blog.tinect.jp (67)

  • 最も有能な人は、自分自身の能力の限界を知る人

    「汝自身を知れ」という言葉は、デルフォイのアポロン神殿に残された古代ギリシャ人の言葉であるが、今でも全く色褪せることのない言葉だ。 仮に私が「仕事における重要な格言を一つだけあげるとしたら、何がいいですか?」と聞かれたら、迷わず「汝自身を知れ」と答えるだろう。 それくらい、この言葉には価値と重みがある。 ではなぜ「汝自身を知れ」という言葉が仕事において重要なのか。 それは、自分のことを知らないがゆえに、あまりにも多くの人が停滞しているからだ。逆に言えば「汝自身を知れ」ば、たいていの問題は解決し、仕事はうまくいく。 ————————- 基的に人は、自信過剰の生き物だ。 英国サセックス大学の心理学者、スチュアート・サザーランドは著書※1の中で、「イギリス人ドライバーを対象にした調査では、被験者の95%のドライバーが、自分は平均的なドライバーより運転が上手だと答えた」と述べる。 また、雑多な経

    最も有能な人は、自分自身の能力の限界を知る人
  • 先輩の「メモを取れ」は絶対的に正しいアドバイス。

    昨日、再び「転職」についての議論があった。その中でひとつの話題となったのが「ベテラン」についての扱いだった。 一般的に技能は長期間それに携わることで、より高度になっていくと思われている。例えば、経験5年の人間と、経験10年の人間では、後者のほうがより高度な技能を持っているとする考え方だ。 だが、私が現場を見て回った限りにおいて、その感覚は現実にそぐわない。 端的に言えば、10年経験しようが、20年経験しようが、漫然とこなしているだけでは技能はそれほど上がらない。逆に5年程度の経験であっても、10年の経験者にまさる技能を持っている、ということがよくある。 この差は一体どこから生まれるのだろうか。 少し考えてみると、この差は「学習能力」に大きく依存することがわかる。噛み砕いて言うと、経験を知識に固定化させ、再現できるようにする技術に長けた人が、短期間で大きな成長を遂げる。 例えば、私の知人で、

    先輩の「メモを取れ」は絶対的に正しいアドバイス。
  • 安定した会社にいると「成果を出す能力」が鈍り、後で困る

    先日「転職」について議論する場があった。 その中である方が、 「20年前ならともかく、今は「安定した職場にずっと居つづけること」は非常にマズい。」という話をしていた。 「なぜ、安定した職場にいるとマズいのか?」と聞くと、その方は 「政府も企業も、個人の生活を守れない。頼れるのは自分の力だけ。ぬるま湯に浸かっているとサバイバル力が低下する」という話をされていた。 実際、20年前と比べて日は確実に貧しくなっている。今の世界はGDPベースでは既に「アメリカ」「中国」「その他」だ。 日は1億人以上の人口でかろうじて世界3位のGDPを保っているが、一人あたりのGDPは世界20位。すでにシンガポールや香港には負け、イタリアやスペイン韓国と同列だ。「日がすごい」時代は、もう遠い過去の話となった。 そして、そのしわ寄せが来るのは「依存している人たち」だ。 「国」に依存する人。 「会社」に依存する人

    安定した会社にいると「成果を出す能力」が鈍り、後で困る
  • 締め切り直前の「納期を延ばして下さい」は本当に信用を失うから、絶対にやめたほうがいい。

    新人さんの配属は6月から、という所も多いだろう。現場に配属されると、早速いろいろな仕事を頼まれることになる。 私が最初に頼まれた仕事は今でもよく覚えている。「競合の価格調査」だ。リストアップされた競合各社のサービスの価格を調査し、エクセルの一覧表に書き込んでいく、という簡単な仕事だった。 しかし、量がひたすら多かった。キングジムのファイルに丸ごと一冊、ぎっしりと資料が入っている。 「価格が書いてあっても、同一のレベルのサービスかどうかも、精査しなければよくわからないから、気をつけて」 と先輩がいう。 しかも、顧客への提案書に入れる資料の一部だったため、間違いがあっては許されない。そういう意味では、神経をつかう仕事だった。 私の面倒を見てくれていた先輩は、仕事の概要を私に話すと、「できるか?」聞いた。 「できます」と言うと、彼はキングジムのファイルをドサッと、机に置き、エクセルのファイルの場

    締め切り直前の「納期を延ばして下さい」は本当に信用を失うから、絶対にやめたほうがいい。
  • 人事部が言う「自分で考え行動できる人材を求めます」は本音なのだろうか。

    毎年この時期になると新卒採用の話で盛り上がる。 「新入社員に求めるものは何か」と聞くと、ほとんどの会社が「コミュニケーション能力」と答える。次いで多いのが「主体性」や「受け身ではなく、自分で考え行動できる人」といった回答だ。 こうした回答を聞くと、私はいつも「当なのかな」と正直疑問に思ってしまう。コミュニケーション能力については何となく理解できるのだが、「主体性」や「リーダーシップ」についてはどうしても違和感を感じてしまうのだ。 新入社員は当に「主体性」や「自分で考え行動できる人」が求められているのだろうか。 以前勤めていたコンサルティング会社では、まさにこの「自分で考え行動できる人材」をいかに育成するかというテーマを研究していた。 「自ら考え動ける社員」とは一体どのような人材なのか。ヒアリングやリサーチを重ね、以下のような定義に落ち着いた。 「自ら考え動ける社員」は、明確なビジョンを

    人事部が言う「自分で考え行動できる人材を求めます」は本音なのだろうか。
  • 「会社は成果を正当に評価してくれない」という不満の原因は何なのか

    「給与に不満がある」人は多い。転職サイトDODA(デューダ)によると、2015年上半期の転職理由ランキング第3位だ(実感値では第1位だ)。 (参照 https://doda.jp/guide/reason/2015first/) 給与に関しては口に出してはいけない空気があり、表立っては話題にならないものの、会社にとっても社員にとっても関心の高いトピックスである。そこで今回は、評価(=給与)について書いていく。 ☆★☆★☆ 会社に雇われて働いていると、「評価」という曖昧なものが、「給与」というわかりやすい形に反映され、返ってくる。 評価なんて人間のするものだから、完璧なものではない。不満を抱く人がいるのは当然だ。不満には次の2パターンがある。 A:成果を出しているのに、正しく評価してくれない 成果に対し、正しく評価されることもあれば、誤って評価されることもある。 成果を評価されるためには、「

    「会社は成果を正当に評価してくれない」という不満の原因は何なのか
  • 報連相が嫌いな人ほど報連相をした方がいい理由とは。

    報連相は仕事の基である。 しかし「報連相は好きか」と聞かれたら、おそらく「苦手だ」「面倒くさい」と思う人の方が多いだろう。 以前研修講師をしていた時も、受講生からは最も人気のないテーマの一つだった。逆に上司からは、部下に最も受けさせたい研修の一つだった。 なぜ部下と上司の間には、報連相に対する認識にこんなにも乖離があるのだろうか。 かくゆう私も、新人の頃は報連相が苦手だった。 「報連相をしろ」と言われたが、それは上司が部下を都合よく管理するための理由付けだと思っていた。だから、人から管理されるのが嫌いな私は、必要最低限の報連相しかしなかった。 しかしその判断がとんでもなく”損な行為”だったと気付いたのは、初めて部下を持ってからのことだった。 報連相の大切さを教えてくれた2人の部下 私は二人の部下を持つことになった。 一人はやたら報連相をしてくる部下。もう一人は、全く報連相をしてこない部下

    報連相が嫌いな人ほど報連相をした方がいい理由とは。
  • 「企業が採用したい人」の大きな変化

    新卒採用の時期になると、企業側は「採りたい人物像」を決める。面接でどのような質問をすれば、望ましい人物が採用できるのかを検証し、採用の質を向上させるためだ。 この「望ましい新卒を一括で採用する」という日独特の採用慣行が「日的風土の会社」を生み出してきた。 だが「採りたい人物像」の変化が、最近では大きくなっているように感じる。 例えば、政府統計において20年前と比べて大きく変化したのが以下の項目だ。 1990年代との比較では、「コミュニケーション能力」(14.3%ポイント増 加)、「積極性、チャレンジ精神、行動力」(10.1%ポイント増加)、「仕事に対する熱意・意欲、向上心」 (8.7%ポイント増加)の割合が大きく増加した。 (http://www.mhlw.go.jp/wp/hakusyo/roudou/13/dl/13-1-5_01.pdf 平成25年版労働白書) ただ、統計では「

    「企業が採用したい人」の大きな変化
  • 生産性向上のためにやってみた28個の施策と、その結果。

    生産性の向上というテーマは、概念や理論を言うのは簡単だが、実際の現場では「具体的にどうするか」に知恵を絞らなくてはならない。 「総論賛成、各論反対」が生産性向上のための施策であり、結局は生活や仕事の中で細かな改善を積み重ねることで、結果が出るものだ。 個人的にもこのテーマは興味の対象であり、個人的に色々と試してみた。 1.スマートフォンからゲームを全て削除 スマートフォンのゲームはかなり良く出来ていて、端末に入っているとつい遊んでしまうので、全てアンインストールする。 効果:◎ ゲームの時間を読書仕事に充てることが出来た 2.テレビは録画したものを倍速で見る テレビ番組は質の高いものも多い。だが、拘束時間が長いので、できるだけそれを短くしたいと考え、倍速で見ることにした。 効果:◎ 拘束時間を半分にでき、更に録画されたものしか見ないので、テレビのだらだら見も防げた 3.資料の保管場所は1

    生産性向上のためにやってみた28個の施策と、その結果。
  • 本を会社で読んではいけないですか? | Books&Apps

    を会社で読んではいけないのでしょうか?と、後輩に聞かれたことがある。 私の周りの人に意見を聴くと、それは二つにわかれた。 まず「会社は勉強するところではないので、就業時間中に読むな」という人たち。 ある会社では就業時間中にを読むことを認めていない。 「一部の調べ物を除き、はプライベートなときに、自己研鑚をする目的で読む。」というルールだ。 彼らは勉強は個人のためのものであって、会社のためのものではないと、いう判断をしている。 そしてもう一方は「文献をあたったり、仕事に役立つ自己研鑚は必要。読みたいならどうぞ。」という人たちだ。 彼らは就業時間中に社員が何をしていようと、基的には関知しない。 その最大の理由は「その行動が仕事のためなのかかどうか、外から見てもわからない」ということだ。 例えばを禁止すると「じゃwebはダメなのか」と言われる。「新聞はどうなのだ」「調べ物でwebを見て

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  • 所要時間たった1分。あなたの文章をわかりやすくする3つのポイント

    ビジネスパーソンにとって、なぜ「書く力」が必要なのか 皆さんは仕事で文書を書く機会があるだろうか。 営業であれば日報を書いたり、マーケティング担当であれば、こんな風にブログ記事を書いている人もいるかもしれない。 書くことが業ではないという人でも、お客さんや社内の関係者にメールを書く機会はあると思う。最近はチャットツールなどの発達で、仕事のやりとりはメールやチャットで済ますという人も多いのではないだろうか。 私も仕事のやりとりはメールで済ますことが多いのだが、時にメールの書き方が悪く、仕事に支障をきたすことがある。 何度もやりとりをした上に手戻りが発生し、なかなか仕事が進まない。 仕事で使う以上、メールは立派なビジネス文書だ。 そして、そもそもビジネス文書の目的は、その趣旨を読み手に理解してもらい、意図する通りに行動を起こしてもらうことだ。 いくら丁寧に時間をかけてメールを書いたとしても、

    所要時間たった1分。あなたの文章をわかりやすくする3つのポイント
    ykhroki
    ykhroki 2016/02/20
  • 40歳になってようやくわかる8つのこと。

    40歳前後の人に話を聴くと「40歳人生の転機なのだな」とつくづく思う。つまり「ようやく自分のことがわかる歳」が40歳だ。 孔子は「四十にして惑わず」と言ったが、自分のことがわかれば、惑うこともないのだろう。 40歳は、会社の中で出世ができるかどうかが、ある程度見える 40歳は、会社内での評価はほぼ固まっている時期だ。この時期に高評価を受けていなければ、部長、役員になれる見込みはない。 ヒラ社員や課長に徹するか、それとも一念発起して独立するか、新天地を見つけるべく努力するか。いい加減、40にもなれば決めなければならない。 これ以上先送りできないのが、40歳だ。 40歳は、自分の苦手なことと得意なことがわかる 40歳ともなれば、自分の得意なことと不得意なことはわかっている。今更不得意なことに手を出しても、卓越することはできない。 若い時は時間を投入することで克服できたことも、体力の低下で無理

    40歳になってようやくわかる8つのこと。
  • 頼まれた仕事を「やらないこと」の本当の代償とは。

    新人営業パーソンのAさんとBさんの話 とある会社にAさん、Bさんという二人の新入社員がいた。二人は同期で、営業部署に配属された。二人とも同等レベルの大学を卒業し、同じ新入社員研修を受けた。同じ上司の下につき、同じ目標を持ち、同じエリアを担当した。 ほぼ平等の条件で社会人生活をスタートした二人だったが、一年後、二人の成果には大きな差が生まれた。Aさんは同期の中でもトップの成績を収め、稼ぎ頭へと成長していた。一方Bさんは最下位の成績で、二年目に違う部署へ配属となったという。 一体二人は何が違ったのか。 顧客とのコミュニケーション能力の高さか?課題を見つける論理的思考力か?担当業界の知識の豊富さか? このいずれでもなかった。Aさんは優秀ではあったが、とはいえ1年目の新入社員。能力がずば抜けて高いというわけではなかった。 二人の成果を二分した決定的な違いは「やり切る」ことへの執念だった。 社会人一

    頼まれた仕事を「やらないこと」の本当の代償とは。
  • 仕事はまずは「納期優先」で考える。

    知り合いにフリーランスの売れっ子エンジニアがいた。いつも複数の案件を掛け持ちしており、引きも切らず仕事の話が来ていた。 しかし、フリーのエンジニアと名乗る人は世の中に数多くいる。なぜ彼に仕事が来ていたのか。当時その方と付き合いのあった会社に理由を聞いたところ、一言「仕事が早いから」と答えてくれた。 仕事が速いだけで仕事が来る、そんなことあるのだろうか。正直そう思った。 その後しばらくして、今度は製造業の会社で、購買部長から話を聴く機会があった。 「取引先の選定条件は、どのようなものがありますか?」 「価格、品質、そして何より、納期だね。」 「納期が一番重要なのですか?」 「価格は最初に合意しておけば何とかなる。品質は価格相応であれば良い。だが問題は納期を守るかどうかだ。納期がキチンと守られない会社とは絶対に付き合えない。機会損失が大きすぎるからね。」 私は「そんなものなのだろうか」と思った

    仕事はまずは「納期優先」で考える。
  • 彼がどうやって先送り体質を改善したか。

    ある中堅の保険代理店に一人の営業がいた。彼はいい人だったが、残念ながら締め切りを守ることが絶望的に苦手だった。どうしても「やらなければならないこと」を先送りしてしまう。そして、ギリギリまでやらない。 そんなことをしていれば、必ず仕事は遅れる。だからつい先日も見積書の提出期限を守らず、顧客から叱責された。 「あれどうなった?」と人にせっつかれて、ようやく腰を上げる。いや、上がらない時もある。そんな人間だった。 自分が締め切りを守ることが苦手であることを彼は認識している。 上司や同僚からの依頼をきちんと遂行できる時もあるのだが、残念ながら大体において「アテにならない」「仕事が遅い」というレッテルを貼られていた。 もちろん、かれは今までに悪いクセを直そうと頑張ったことがあった。様々なビジネス書を買って試したこともあった。 タスクリストを作ってみた。 締め切りを設けてみた。 ご褒美を設定してみた。

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  • 仕事の効率化とは「考えずにできるようになる」こと。

    仕事の効率化を進めなければ、と言われる。部下や後輩にもそのように指導するひとが多いだろう。 だが実際に「仕事を効率化するにはどうすればいいですか?」と無邪気にも後輩に聞かれて、何を伝えればよいのだろうか、と考えるとこれは結構難しい。 それは「効率化」というキーワードの意味をよくわかっていないからではないだろうか。 私はあるシステム会社で、「効率化とは何か」について教えていたマネジャーの話を聞き、そのことを学んだ。 まず効率化とは何か。 誤解が多い領域だが、これは、同じ仕事を「早くできるようになる」ではない。 早くできるようになるのは、効率化の一つの現れではあるが、効率化そのものではない。速さを目的とすると、動作が雑になるなど、効率化がうまくいかないことがある。 そうではなく、質的には効率化とは、「考えなくてもできるようにすること」である。 上記のマネジャーは、プログラミングの効率化は、「

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  • 頭角を現す新人の話。

    学校と同じく、新卒で会社に入ると、皆、能力的には似たり寄ったりの人々が集まるものだ。「選考」というフィルタをくぐり抜けてきた人々であるから、有しているバックグラウンドも似ていることが多い。 それにも関わらず、仕事をして3年〜5年くらい経つと、全体の10%程度の割合で頭角を現す人がいる。彼らは大きな成果を出す。 ある商社の新人は、たった入社5年で子会社の立て直しの命を受け、子会社の社長に就任、赤字の会社を黒字に転換した。 ある事務機器製造業の新人は、新商品の開発プロジェクトで抜きん出た交渉力を発揮し、社内では「交渉はあいつに任せておけば大丈夫」と言われるまでになっていた。 あるシステム開発会社の若手は、入社数年で社員教育のカリキュラムを全て作成し、教育も自分で行い、会社全体の技術レベルを短期間のうちに引き上げた。 彼らの話は出来過ぎている、と思うだろうか? だが、彼らは能力的にはとくに天才で

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  • 会社内の「楽ができる部署」について

    知人から、面白い話が出た。 「どの会社にも、堂々とは語られないが、成果を出した人間が行ける「楽できる部署」というものがある」 と彼は言う。 「名前は様々だ。敢えて言えば「企画」「マーケティング」「ブランド」「広報」「経営」「事業」「新規」などの名前を冠するケースが多い。(注:もちろんこの名前が付いているからといって必ずしも楽な部署ではない)」 「どんな人が行くの?」と聞くと、 「社長に可愛がられている人が行ったり、成果を出して「あがり」となった人が行ったり、「やめたい」と言われたけどやめさせたくない人をいかせたり。そんな感じかな。」 と彼は言った。 そう言った部門は、社内ではだいたい、羨ましがられているケースと、嫌われているケースがあり、なぜか、かっこ良く見えるので、新人は入りたがるという。 また、多くの場合あまり明確に成果を求められないので、前線にいるよりは楽である部署だ。 だが彼は「一

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  • 有能な人へは「具体的なアドバイス」より「法則と一般解」を。

    アドバイスは具体的な方が良い、と言われることも多い。 実際、セミナーや書籍に沢山の人を呼ぼうとすれば「具体的である」ほうが絶対に集客も満足度も良いのは確かである。 だが仕事においては相手が有能であればあるほど、「具体的なアドバイス」ではないほうが良いことが多い。 いや、この言い方は語弊があるかもしれない。正確に言えば「具体的なアドバイス」よりも「法則」や「一般解」のほうを彼らの方から求めてくるのだ。 例えば、ある商品を売りたいとする。 あまり力量の高くない営業は、「具体的にどのようなトークをしなくてはいけないか」(何を話せばいいですか?)や、「商品のウリ文句はどうすべきか」(なんて言ってアピールすればいですか?)をアドバイスしてくれ、と言ってくる。 しかし、相手の力量が高い時、とくに経験は浅くても頭が良い人物などへアドバイスをするときには、具体的なアドバイスは逆に不満だと言われる。 彼らが

    有能な人へは「具体的なアドバイス」より「法則と一般解」を。
  • 仕事をラクにするための本当の技術

    ラクに仕事をしたいか?と問われれば、ラクをしたいと答える人は多いだろう。しかし、仕事においてラクをするには「最初にラクをしない」ことを選択する必要がある。つまり、 仕事では最初に「ラクをしたい」と思わないほうが、後から大きなラクができる。 どういうことか。 最初からラクをしようとすると、 どうしても「手抜き」になりがちである。具体的には ・きちんと設計しない ・時間をかけない ・チェックを怠る 何の仕事でもそうだが、基的に「手抜き」は一時的には楽ができても、結局手戻りが合ったり、品質の欠陥による作り直しやクレーム対応などがあり割にあわない。 一時的にはごまかせても、最終的には顧客の不満となって自分に跳ね返ってくる。とてもラクができるという話ではない。 実際には、仕事でラクをするための当の技術は以下の3つに集約される。 1.可能な限り手戻りを防ぐ 検品やテストではなく、設計段階でレビュー

    仕事をラクにするための本当の技術