厚生労働省の「保険者による健診・保健指導等に関する検討会」の作業部会は26日、腹囲が一定の基準以上で、生活習慣病の発症リスクが高いと考えられる人を対象に生活習慣を見直すよう支援する「特定保健指導」を受けた人に、血糖や血圧などの検査値の改善効果が3年間続いていたとする調査結果を公表した。「電子レセプト情報・特定健診等情報データベース」(NDB)を活用した全国的な調査で、特定保健指導の経年的な効果が検証されたのは初めて。【佐藤貴彦】 作業部会は、メタボリックシンドロームに着目した検査項目が設けられ、特定保健指導が必要な人の選定に用いられる「特定健診」と、特定保健指導の効果の検証を2013年3月から進めてきた。 今回の調査では、特定健診と特定保健指導がスタートした08年度に特定保健指導の対象となった人のうち、同年度に特定保健指導のメニューを最後まで受けた人を「参加者」、08年度から11年度ま