InDesign CS2とCS4には、aalt属性を持つ文字の直後にプレーン・テキストをペーストした場合、その文字にaalt属性が伝染してしまうバグがあった(InDesign CS4で異体字のあとにテキストをペーストしたときの文字化け)。 このようにして伝染したaalt属性は、潜伏していることがいる。たとえば「圧」という文字に「aalt 1」という属性が付けばグリフは「壓」に置換されるのですぐに気付くだろうが、「aalt 5」という属性が付いた場合、(「圧」にはaalt 1の「壓」以外には異体字は存在しないので、親字である「圧」が表示されたままとなり)その異体字属性は顕在化しない。 ところがInDesign CS5には、「異体字を1つだけ持つ文字に“2”以上のaalt番号が付いていた場合、番号1(aalt 1)のグリフを表示してしまうというバグ(だと思う)があるようだ。つまりInDesig
DTP Booster 019「日本語を組むときの基本」のスライドPDFです 当初はこんな予定ではなかったんですけどね。考えを詰めていったらJISの「日本語文書の組版方法(JIS X 4051)」や、W3Cの「日本語組版処理の要件(日本語版)」を否定する内容になっちゃいました。 でも行頭禁則・行末禁則では、中黒を箇条書きとして使うときや疑問符を単独で使うときの説明がうまくできないんですよ。 でもね、これ書いてたら、あ、やっぱり組版は生き物だわ、と思ってしまいました。 で、公開するに当たり、注意事項があります。これは、私のセッションで使用した資料の一部であり、これが私のセッションの内容の全てではない、ということです。スライドですので、文章は短く、また断定的になっている部分があります。実際のセッションでは説明を加え、ところどころ「これは一般的なものではなくあくまでも個人の考え」「こういう考え方
2010年08月25日 | Illustratorの「以前の形式」は推奨できません Illustratorネイティブ形式や、Illustrator EPS形式で保存する場合に「以前の形式」で保存することができますが、この形式での運用は推奨できません。 「以前の形式」での保存というのは、以前のバージョンのIllustratorで開くことができるかも知れない形式であるに過ぎず、文字組みや新しいバージョンの機能に関わる効果が変化します。 また、それだけでなく、この「以前の形式」での保存に関わる修正が施される場合があり、過去のバージョンのIllustratorと完全に同じ出力が得られるとは限りません。 その修正の結果、より良い結果になる場合もそうじゃない場合もあるかも知れませんが、知らないうちに出力結果が変わる可能性のある運用は、印刷のワークフローとして好ましくありません。 これに起因する事故も現
twitterのフォロワーからご質問があったので、DMでお応えし、twitterにも流しておいたのだが、記事にしておく。 箇条書きなどの段落冒頭に中黒を利用している例をみかけるが、InDesignの「文字組みアキ量設定」では中点類の段落先頭は(基本的には)「アキなし(0%)」に設定されており、Illustratorでは「アキなし(0%)固定」というのが実状で、中黒が段落冒頭に位置する場合は前に四分アキを挿入してやらないと全角ドリにならない*1。 このような場合、私はビュレット(U+2022)の等幅全角字形(CID12256)を使用している。中黒よりは少し大きいが、文中の中黒との差別化に繫がり、却ってこの方が都合がよい。 上の画像は中黒を選択した状態での字形パレットの表示(InDesign上でUnicode順)*2 これは何もtips的な使い方ではなく、ウィキペディアでは「ビュレット(記号)
OutlinePDF AdvanceはPDF校正に使えないということなのだろうか スポンサードリンク Tweet 出力の手引きWeb 縦書き文字に透明効果で文字が欠ける問題:大日本スクリーン製造株式会社 メディアアンドプレシジョンテクノロジーカンパニー [www.screen.co.jp] この件についてもっと掘り下げると、OutlinePDFの場合(従来工程)はAcrobat 8の表現で固定化、OutlinePDF Advancedの場合、OutlinePDF Advanceを開くAcrobatのバージョンによって表示が異なる、っていうことになりまして、OutlinePDF Advanceは校正に使えねーていうことになってしまうわけですが、そういう理解でいいのでしょうか。 OutlinePDFはPDF校正にもおいしく使わせていただいておりました。
過去に「フォトショップが立ち上がらなくなったときの対処法」で触れたのですがいくら検索してもでてこなかったのでもう一度。 Adobe Creative Suite 4 クロスメディア ガイドブック 著者:WebDesigning編集部 販売元:毎日コミュニケーションズ 発売日:2009-02-25 レビューを見る 「ファイルが開かない」「アプリケーションの立ち上がりが遅い」等、アプリケーションが原因だと考えられるトラブルが発生したとき、該当のアプリケーションを初期化することで直ることがあります。 初期化するとツールやウインドウが初期位置に戻ったり、その他一部設定が初期化されてしまうので注意してください。 【Adobe系初期化コマンド】
見学でどこ見るか スポンサードリンク Tweet 印刷どーなる? » Blog Archive » Web to Print理解の肝 [www.gorilog.net] 会社で外部から講師を呼んでW2Pについて全社員研修をやったんですが、感想文を読んだり話を聞くと、どうもこの自動化・無人化されたワークフローシステムが基盤にあることが十分に理解されなかったようで(講師の話の中身の影響もありますが)、とにかくWebから印刷物を発注するっていうところだけに目がいったようでした。この仕組みを入れれば、顧客だけではなく社内のワークフローまで大きく変わると思うんですが、どうもそこに気付いた人が少なかったのが気になりました。 まぁネーミングが「Web to…」だからしかたないのかもしれませんが、各工程でデジタル化されたシステムが、統合されたシステムへと発展するという理解がないと、正しくW2Pを理解できな
2009年04月23日 | InDesignCS2~CS4での合成フォントの問題 <2010年7月27日追記> この問題はTrueflow側での対策が完了しています。 詳細は記事「2010年07月27日|7つの問題の対策、完了しました」を参照してください。 ■問題の概要 合成フォントが使用されたInDesignCS2~CS4のドキュメントからダイレクトにPDF/X-1aを出力し、Acrobat 7とAcrobat 9(やAcrobat 8)で表示させると、表示上の差違が発生する場合があります。Trueflowでも従来の演算系で同様の問題が発生することがあります。症状から見るとAcrobat 8以降で問題が修正された様に見えますが、この問題の本来の原因はInDesignが出力するPDFの記述にあり、PDFの規格としてはAcrobat 7やTrueflowでの出力結果の方が正しい(がInDes
日本語でのMac,iPhone,iPad,iPodなどApple関連の情報サイト。MACお宝鑑定団のBlog。 Macに捉われず、様々な情報を掲載しています。 Adobe MAX Japan 2009の2日目の最後のセッションとして「EDGE Now! Of the Year」が開催されました。 これは、アドビ システムスが2008年3月に始めたブロガー参加型サイト「EDGE Now!」のイベントだったみたいです。 そもそも、EDGE Now! というサイトは、どういった目的で始まったのか?という所が今一よくわかっていない気がしますが、基本は、クールなサイトを紹介しあうポータルサイトだったと思います。 オープニングに謎のマスクマンが登場したのですが、マスクマンとはなんだのか?覚えている人がどれぐらい居たのか疑問ではあります。 で最初に注目度の高いサイトの年間ランキングが発表されたのですが、
みなさまご存知の通りだと思いますが、Illustrator8などの古いバージョンのデータをIllustrator CS3などで開くと、文字組みが大きく変わります。古いIllustratorには文字組みや禁則処理の概念がありません。カーニングが自動だと妙に詰まってしまっています。数点なら手動でやってもいいんですが、何百点もあるとちょっと辛いなぁ、と。 みなさまそれなりにスクリプトなど書いておられるようですが、あまり見かけたことはないです。汎用的に処理できない場合も多々あるからでしょう。わたしも書いたものも汎用性はありません。だからおうち使い用です。適当にカスタマイズしてご使用ください。 /* conv2CS3.jsx Illustrator8などの古いバージョンのイラストレータデータをIllustrator CS3用に別名保存します。 ●使い方 1)古いバージョンのドキュメントを「更新」で開
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