コンテンツは本当に「資産」と呼べるのか オウンドメディアやコンテンツマーケティングにこれから参入したい責任者、担当者とお話していると、「コンテンツは資産になるから、数も大事にしたい」という声は未だに耳にします。 ここでいう「資産」は、経営や会計で使うときのような厳密な意味の資産ではありません。「コンテンツは資産」論を唱える人の頭の中でイメージされているのは、おそらく「広告への投資」との対比でしょう。広告はお金でユーザーを買う仕組みですが、期間が限定されていて、集客効果はいずれなくなります。また集客したければ、再び投資が必要です。その意味で、広告は一時的に効果を発揮する「フロー型」です。 それに対してコンテンツは「ストック型」であり、一度つくっておけば消えてなくならず、継続的に価値を発揮し続けていくように見えます。そのようなイメージを預貯金や証券のように金融資産と重ねて合わせて、「コンテンツ