(写真=PIXTA) 今では多くの投資家に浸透した「ドルコスト平均法」。10年前にはこの言葉を知らない人も多かったが、銀行や証券会社の窓口やマネー雑誌ではごく日常的に使われるようになった。そう感じている矢先、今度は「バリュー平均法」という言葉が使われ出した。「バリュー平均法」とは一体どんな投手法なのか。そして「ドルコスト平均法」とは何が違うのだろう。 「ドルコスト平均法」とは まずは「ドルコスト平均法」について復習しておこう。「ドルコスト平均法」が注目されるようになった背景には銀行や証券会社が中長期的な資産形成を行う手段として、この投資方法をPRし始めたのがきっかけだ。投資と言えば、数百万円、数千万円のまとまった資金で株や投資信託を購入するものというイメージだった。つまり、投資を行うにはある程度のまとまった資金が必要だと考える人が大半だった。 「ドルコスト平均法」では定期的に定額を購入し続