製品やサービスの値上げに踏み切る企業の株価が好調だ。人手不足や原材料高を背景にメニュー価格を上げる鳥貴族とハイデイ日高は、7月末からの1カ月間でともに1割前後上昇。同期間の日経平均株価の騰落率(1%安)を上回る。タイヤを値上げしたブリヂストンなどにも採算改善を期待した資金が流入している。1日の東京市場ではビールを値上げしたアサヒグループホールディングスのほか、ハイデ日高やイエローハットが年初来
財務省は1日、2016年度の法人企業統計を公表した。企業が得た利益から株主への配当などを差し引いた利益剰余金(金融業、保険業を除く)は前年度よりも約28兆円多い406兆2348億円と、過去最高を更新した。日本の景気は回復基調を続けているが、企業のいわゆる「内部留保」は積み上がっている。 経常利益は同9・9%増の74兆9872億円で、比較が可能な1960年度以降で最大。16年度の前半は英国のEU離脱決定などで円高・株安に陥ったが、その後は持ち直し、自動車やスマートフォン向け電子部品などの好調さが牽引(けんいん)する形で企業業績は回復した。 政府はため込んだ内部留保を設備投資や社員の賃金アップなどに使うよう求めているが、企業側は慎重な姿勢を崩していない。16年度の設備投資額は42兆9380億円で、前年度比0・7%増にとどまる。第2次安倍政権が発足した12年度以降、内部留保は約124兆円積み上が
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