はじめに テストを書いていると、一時的に関数の挙動を書き換えたいときがあります。 time()がハードコードされている関数をデバッグしたい時や、稀にしか失敗しないAPIの失敗をエミュレーションしたい時などです。これらはテストの自動化の妨げになっていました。 拙作のSEXYHOOKを利用すると、一時的に関数の挙動を書き換え、失敗を返すことが可能になります。 本稿では、SEXYHOOKの使い方について説明します。 対象読者 C++でソフトの開発を行い、テストを書きたいエンジニア SEXYHOOKはC++で使うことを想定しています。 必要な環境 Windows Microsoft Visual C++ 6/2003/2005/2008 Linux GCC 4.x(推奨) / 3.x 現状では32bitバージョンのみのサポートになります。SEXYHOOKはデバッグビルドのみで利用できます。 SEX
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