TV Anytimeシステムにおいては、放送番組やインターネットのあらゆるコンテンツに対し、固有のIDを割り振る。これをCRID(Content Reference ID)と呼び、利用者は、コンテンツの検索に当たっては、コンテンツの諸元情報であるメタデータを参照しながら、所望のコンテンツのCRIDを特定する。 図1にCRIDの記述例を示す。CRIDは、放送局あるいはサーバのURLと、放送チャネル名、番組放送時間などとを組み合わせたものである。放送局やURLは固有なので、CRIDは一意性を持つ。利用者は、コンテンツに関するキーワードを入力して、所望のコンテンツを選択する。これをコンテンツリファレンシングの選択過程という。利用者は、この過程で得られた複数のCRIDの中から、メタデータを参照しながら所望のコンテンツのCRIDを選び、このCRIDから、そのコンテンツの所在場所を特定する。これ