『ジャニーズの逆襲』(データハウス) ――芸能界を牛耳る巨大アイドル帝国・ジャニーズ事務所。ジャニー喜多川社長率いる、この帝国からは数々のスターが誕生した。郷ひろみ、近藤真彦、田原俊彦、少年隊、光GENJI、SMAP、そして嵐――。しかし、この帝国の内政が語られることは決してない。鉄壁のベールに包まれた帝国の光と闇を、数々の ジャニーズ非公式本から探っていく。 (前編はこちら) ■芸能史上初のホモセクハラ裁判 そして、同著のもうひとつの見所は、1964年から実に4年にも渡って行われた、ジャニーズをめぐるホモセクハラ裁判の詳細が描かれていることだ。 アマチュア時代のジャニーズの4人は、ジャニー氏の紹介で「新芸能学院」という芸能学校に籍を置き、ダンスや歌のレッスンをしていたのだが、人気が出てくると、ジャニー氏は4人をひき連れて学院を飛び出してしまう。これに怒った学院長が、所属中の授業料やスタジ
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