比較的大きなプログラムであれば、1本のみのモジュールだけではなく、多数のモジュールで構成されています。プログラムを多数のモジュールへ分割するのは、複数メンバで効率よく開発できるようにするためだけではありません。少ないメモリで動作できるようにすること、保守を容易にすること、拡張性を向上させること、他プログラムへ流用できるよう汎用性を持たせること、といった目的があります。 モジュールを分割する際の基準のひとつとして、モジュールの独立性があります。独立性が高いほど、他モジュールの変更による影響を受けにくくなるため、保守容易性、拡張性、汎用性が高くなる傾向にあります。 モジュールの結合度とは、モジュールの独立性を評価する尺度のひとつです。モジュール同士がどのような関係で他のモジュールを利用するかによって、6つの結合方法に分類されます。 内部結合が最も結合度が高く,順に低くなっていきます。 内部結合