JR東日本は4日、年末年始(12月26日〜2010年1月8日)を対象に普通運賃が最大5割安くなる往復割引切符「ふるさと行きの乗車券」を26日から発売すると発表した。高速道路の「上限1000円」割引に対抗して帰省客を取り込むことが狙いで、繁忙期の年末年始時期にこうした割引切符を売り出すのは初めてという。 割引切符は東京都区内の発着で、行き先は関東近郊を除くJR東日本管内が対象。12月20日までの前売り券のみ発売される。通常往復運賃と比較すると、東京―酒田は1万5960円が49%引きの8200円となるほか、割引率は東京―青森が46%、盛岡44%、秋田42%などとなっている。新幹線や特急を利用する際は、別途特急料金が必要となる。 購入者を対象に、同社管内の特産品が抽選で当たるキャンペーンも実施し、期間中に約4万人の利用者増、3億円分の増収効果が見込めるとしている。JR東日本は、高速道路割引の影響