空に輝く満月。満月の光はとても明るくて、それまで出ていた星がすっかり見えなくなってしまった。月の光が海面にきらめいて、波に浸食された奇妙な形の岩のシルエットが浮かび上がる光景は静かで心落ち着く。エルニドから帰って来て10日余り。しんどい日々が続いたけれどもなんとか一段落付いたかな。 青空といったら昼間だけのものだと思っていたのだけれども、写真の世界ではそういうわけではないようだ。空が青いのは空気中で光が散乱するからだなんていって、理系はこれだからなんていわれたことがある。空はどうして青いんだったかな。