大阪維新の会幹事長の松井一郎大阪府知事は12日、同日投開票の大阪府議選と大阪市議選で維新が第一党をうかがう勢いであることについて「まだ結果を待っている大勢の仲間がいるので、第一党だからというだけで勝ったとは言えない」と述べた。同市中央区の党本部で、大勢判明前の午後10時からの記者会見で述べた。 松井氏は「他のエリアの選挙は各党の主張で戦っているが、大阪だけが維新対全政党で、向かい風みたいなものがあった」と述べ、大阪都構想が最大の争点となった選挙戦を総括した。 また、府市議選が前哨戦と位置づけられた、来月17日に行われる大阪都構想の是非を問う住民投票をめぐっては「都構想に関するさまざまなデマが出ており、それを信じている皆様にマイナスはないことを伝えられるかが住民投票の帰趨(きすう)を左右する」と言及。今回の選挙結果が住民投票の賛否に直接結びつくものではないとの認識を示した。