語学学習の本にはいろいろな種類のものがあります。 ひたすらたくさん本を読む方法、音読を勧める方法、実践あるのみの方法、あるいはしっかりと文法を押さえる方法など、数え切れないほど種類があるといえるでしょう。 そして、多くの本では、勉強に王道――特別な近道はなく、時間をかけて努力すべきであると正直に告白しています。やはり、何か特別な方法で簡単に上達する方法はないわけです。 これはしかし、考えてみれば当たり前のことです。どんなに勉強したとしても、自分の知らない単語を突然話し出すことはあり得ません。既に勉強したことのみが使えるわけです。 そういう意味で、語学の上達の効率化には上限があり、決してそれ以上に奇跡的に上達することなどあり得ないわけです。 語彙数がその人の言語力の上限になります。可能性の最大枠を作るのが語彙数です。一般に8歳の母国語の語彙数は7000、18歳で4万とされます。また新聞を読む