任天堂は10月30日、2009年3月期通期の利益予想を下方修正し、純利益が3450億円(前期比34%増)にとどまる見通しだと発表した。従来予想は4100億円だった。 「ニンテンドーDS」「Wii」が好調で、Wiiの販売台数予想は上方修正したが、円高の進行に伴いドルやユーロの想定レートを見直したため、利益が減る見通しだ。 修正後の予想は、営業利益が前期比29%増の6300億円(従来予想は6500億円)、経常利益が32%増の5800億円(7000億円)。売上高は20%増の2兆円(従来予想から据え置き)。 円高の進行に伴い、ドルの想定レートを前回予想の105円から100円に、ユーロを160円から140円に修正した。 Wiiの通期販売台数予想は従来予想より100万台上方修正し、2750万台とした。Wiiソフト、DSソフトの販売本数予想も上方修正している。 同日発表した2008年4~9月期の連結決算